滞留コンテナが急増したため、サイゴンニューポート社は、カットライ港での貨物の受入れを一時停止すると発表した。
それによると、カットライ港は、コンテナに積み替えられた冷蔵品の受取を8月16日まで停止し、大型貨物の受入れを8月5日から新しい通達が出るまで停止する。
サイゴンニューポート社では、船会社に対して、顧客に貨物をTCIT(タンカン-カイメップ、バリア-ブンタウ)、TCTT(タンカン-カイメップチーバイ、バリア-ブンタウ)及び、ヒエップフック港で受け取るように積極的に説得することを推奨している。サイゴンニューポートでは、顧客や船会社が貨物の受取り場所変更手続きを迅速に実施できるように通関手続きをサポートするとしている。
サイゴンニューポート社によると、感染防止対策のために多くの企業が製造規模を縮小させたり活動停止させたりしていることで、貨物の受取りや解放に悪影響が出ており、カットライ港に滞留している輸入貨物コンテナが急増している。
このため、サイゴンニューポート社では、船会社などに対して、製造活動を停止している企業の輸入貨物のカットライ港での受け入れを停止し、輸出貨物だけを受け入れるように求めている。
船会社はまた、港がヤードを整理するために今後2週間以内にサイゴンニューポート系列の港に入港する船の輸入貨物と空コンテナの推定量について報告するように要請されている。実際の滞留貨物の状況に応じて、カットライ港の責任者は、貨物船の荷卸しできる貨物量の上限を調整する可能性がある。滞留コンテナが使用可能最大量に達した場合、カットライ港は新たな船舶の入港を停止せざるを得なくなる。
サイゴンニューポートが数日前に発表したホーチミン市への社会隔離措置適用から3週間後の製造活動に関するレポートにおいて、カットライ港の船舶の受付停止と、貨物の滞留リスクについて言及されている。港の貨物に対して輸送トラックの出入りが社会隔離前と比べて減少しているために、多くの貨物がカットライ港に滞留したままになっている。
現在、カットライ港に滞留しているコンテナと貨物の量は常にフル稼働の状態で、特に輸入品の受入れについては、常に稼働率が100%の状態となっている。カットライ港は急激な滞留貨物の増加に加えて、深刻な労働者不足の問題に直面している。現在、港湾の現場で作業する労働者数は、以前の約半数となる250人程度まで減少しており、港湾業務に支障が出ている。
出典:01/08/2021 VNEXPRESS
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