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ベトナム法律事情Vol.21
分別どうする?
ベトナムのゴミ事情

―― ベトナム人の同僚が日本へ短期留学に行ってたんです。昨日久しぶりに会ったら、最初の一言が「日本は、ゴミの分別が大変でした」って!!第一声がそれかと驚きました(笑)。

鷹野 日本は自治体によっても分別方法が異なるので、外国人には大変でしょうね。

―― ベトナムでは、生ゴミも缶も同じ袋にごちゃ混ぜにして捨てている人を見かけますね。ゴミの分別の法律ってあるんですか。

鷹野 ゴミの分別について定めた政令がありますよ。また、地方により温度差はあるようですが、ゴミの分別を進めていこうという政策も出されていますね。

―― 環境のためにもよいことですね!

鷹野 2018年に、有機ゴミ、紙やプラスチックなどの資源ゴミ、その他のゴミに分別することを義務づける決定がなされました。ゴミの分別をしなければ罰金を科すとしています。ゴミの分別があまり浸透しない一方で、ゴミ処理施設不足など深刻な問題もありますから、政府は危機感を持っているようです。ホーチミン市でもこの決定に基づいて、ゴミ分別を進めるように指導していますね。2019年6月から1区や3区など特定のエリアで、ゴミの分別を試験的に推奨する施策を行っています。

―― 確かに、最近プラスチックのストローから紙や木のストローに変わったり、野菜の包装がビニール袋でなくバナナの葉になったり、エコの意識が高まっているのを感じます。

鷹野 僕もエコバックを持ち歩いてますよ。これまでの習慣を変えることは難しいところもありますが、クリーンな環境になることを期待したいですね。

鷹野 亨 Toru Takano
長島・大野・常松法律事務所ホーチミン・オフィス弁護士。2012年日本国弁護士登録以降、経済産業省での2年半の勤務を経て、現在は主としてベトナムへの進出及び現地企業への法務アドバイスを行う。