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マーケッターの 独り言 Vol.79
Facebookの人気が落ちない
背景にはベトナム独自の利用方法

 欧米では若者のFacebook離れが進む一方で、ベトナムでは依然として圧倒的な人気を誇っています。当社が2025年1月にホーチミン市とハノイの20〜39歳の男女300人を対象に実施した調査によると、Facebookの友達の数が300人以上と回答した人は52%、さらに31%が友達以外にもフォローしている人が100人以上と答えました。

 このことから、Facebookが情報収集や交流の場として、ベトナム人の生活に欠かせないプラットフォームであることがわかります。ニュースや趣味に関する情報を得るだけでなく、新たな人とつながるための重要なツールとなっています。

 さらに、調査対象者の86%が「親もFacebookを利用している」と回答しており、そのうち51%が「親が自分のFacebookを閲覧することは好意的」と評価しました。これは、29%の「非好意的」な回答を大きく上回っており、家族間のコミュニケーションをFacebook上で行うことで、親子の距離を縮める役割を果たしている点が特徴的です。他国と異なり、ベトナムではFacebookが単なるSNSの枠を超え、家族や友人との絆を深めるプラットフォームとして定着していることが伺えます。

 また、Facebookは家族や友人との交流に限らず、ビジネスの場でも大きな影響力を持っています。企業やブランドが認知度を高め、消費者の関心を引き付けるための重要なチャネルとして活用されています。

 このような背景から、今後もFacebookはベトナム人の生活や社会に深く根付き続け、個人間のコミュニケーションだけでなく、ビジネス戦略においても欠かせないツールであり続けるでしょう。

黒川 賢吾 Kengo Kurokawa
Asia Plus創業者兼代表取締役。NTT、ソニー、ユニクロを経てベトナムで起業。ベトナム最大級のオンラインリサーチパネルを利用して年間200以上の調査をこなすリサーチのプロ。