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【健康】南部で累計3万件超のデング熱感染、ホーチミン市で死者6人

デング熱の入院患者
(C)THANH NIEN

南部デング熱流行2025:感染累計30,790件、死者6名 ホーチミン市で警戒強化

南部全域で感染拡大

ベトナム南部(ラムドン省以南)では、6月30日から7月6日までの第27週において、1,708件のデング熱新規感染が確認された。これは前週比で約18%減、4週間平均では4.8%減となるも、依然として高い感染水準となっている。さらに、今年初頭から同週末までの累計感染件数は3万790件に達し、前年同期比で76%も増加している。

ホーチミン市は深刻な状況

ホーチミン市では、第27週に新たに838件の感染が記録され、前週と比較して43件の増加を示した。市内全域の累計感染件数は1万4,370件となり、前年同期の8,696件に対し60%以上増加している。また、死亡例は合計6件あり、その内訳は旧ホーチミン市内で3件、旧ビンズン省内で2件、旧バリア・ブンタウ省内で1件となっている。

雨季到来と防疫対策の強化

保健当局は、ホーチミン市が雨季のピーク期に突入していることを受け、蚊の繁殖が活発化することにより感染拡大のリスクが高まると警告している。もし、感染源となる水たまりの管理や蚊の駆除が継続して行われなければ、さらなる大規模流行の危険性が極めて高くなる。その結果、医療機関、特に小児病院および地方の医療施設に大きな負担がかかる恐れがある。

今後の方針と市民への呼びかけ

過去数年(2019年から2022年)のデータ分析によれば、デング熱は主に6月中旬から8月末にかけて急激に増加する。これを受け、保健当局は「予防の徹底」、「早期発見」および「徹底した対処」の三本柱を基本戦略と位置付け、対応策を強化している。具体的には、感染多発地域における監視体制の強化、感染源の迅速な処理、リスク評価の実施、ならびに市民に対して家庭内での予防対策(例えば、定期的な水たまり除去、容器清掃、蚊帳や殺虫剤の使用)を徹底するよう指導している。さらに、オンライン医療システムを活用した情報収集や通報体制も整備され、医療機関ではデング熱による入院患者が増加していることから、住民には速やかな医療機関受診が強く呼びかけられている。

※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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