フンイエン省でティエットカインを食べた5人が発症、2人が死亡
フンイエン省食品衛生安全局はこのほど、同省クインアン村の食堂で豚の血を使った料理「ティエットカイン(tiết canh)」や豚の内臓料理を食べた住民5人が体調を崩し、うち2人が死亡した件について、警察に対して捜査を求めたと発表した。
同局によると、7月14日21時ごろ、クインアン村にある2軒の飲食店でティエットカインや豚の内臓料理を食べた複数の客が体調を崩し、フンイエン省の医療機関に搬送された。搬送者のうち2人はすでに死亡が確認され、他の3人も重篤な状態でハノイ市のバックマイ病院にて治療を受けているという。
原因は不明な豚肉の流通ルートと豚の連鎖球菌感染か
調査の結果、感染者および死亡者は全員が、2軒の食堂でティエットカインと内臓料理を摂取していたことが判明した。調査を行った同局によれば、これらの料理はいずれも豚の連鎖球菌に汚染されていた可能性があると見られている。
2軒の食堂は、ティエットカインの原材料である豚の血や内臓を、地元にある豚の屠殺場で処理された豚から仕入れていた。この屠殺場に持ち込まれた豚の出所については、魔のところ情報が確認されていない。
保健当局は、この食材の流通ルートが極めて不透明であり、そこに存在していた連鎖球菌が感染源である可能性が極めて高いとし、事件としての捜査を警察に要請した。
また、フンイエン省農業・環境局に対しても、同地区を管轄する家畜衛生および畜産管理担当職員の責任を明確にし、不正な豚肉取引に対して厳正に対応するよう求めている。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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