米国との人道協力の成果を強調
外務省報道官「虚偽で事実と異なる報告」
8月2日、ベトナム外務省のファン・トゥー・ハン報道官は、東南アジア戦域における米軍捕虜・行方不明者家族全国連盟(National League of POW/MIA Families)が公表した報告書に対し、「歪曲され、事実と異なる」と強く反論した。
同報告書には、ベトナム戦争中に行方不明となったアメリカ軍兵士の捜索・遺骨確認活動(MIA)に関するベトナム側の対応が否定的に描かれていた。これに対し、ハン報道官は「断固として抗議する」と明言した。
半世紀にわたる協力の実績を強調
ハン報道官は、MIA活動が過去50年以上にわたりベトナムとアメリカの両政府によって積極的かつ効果的に実施されてきたことを強調した。この協力により、数千人の米軍兵士の遺骨が特定され、家族の元へ返還されている。
「この成果は両国間の戦争の傷跡を癒す協力の象徴であり、人道精神の具体的な表れである」と述べたうえで、「ベトナムのMIA協力は、米側からも高く評価され、国際協力の模範とされている」と語った。
包括的戦略的パートナーシップの枠組みで協力継続へ
さらに報道官は、今後も両国が「包括的な戦略的パートナーシップ」の枠組みに基づき、この分野での協力を継続していく方針を明らかにした。「平和・協力・持続可能な発展のために、MIA協力は引き続き重要な要素である」とハン報道官は、締めくくった。
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