北部・北中部で大雨継続
8月27日朝の予報によると、ハノイでは断続的な大雨が続いている。中部山岳地帯および北部平野部、さらにタインホア省でも大雨が発生しており、午後以降にかけて次第に弱まる見通しである。
国家気象予報センターによれば、これらの降雨は台風5号の影響によるもので、26日夜から27日未明にかけて各地でまとまった雨が観測された。
24時間で90mm超の雨量も
8月26日19時から27日3時までの累積雨量は、ハイフォン市カムフック観測所で166.6mm、ハノイ市チャウクイ観測所で93mm、フンイエン省バンザン観測所で93mm、タインホア省タインタン観測所で110mm、ゲアン省ケラー観測所で103.8mm、クアンガイ省チャーニャム観測所で150.8mm、ダナン市ヌイタイン観測所で134.6mmを記録した。
このあとも、北部平野部・沿岸部では午前中を中心に1時間に20~40mm、局地的には3時間で90mmを超える豪雨が予想され、特にハノイでは都市型浸水の再発に注意が必要である。
山間部では土砂災害の危険性
長雨の影響で、北部山間部のタイグエン省、バクニン省、ラオカイ省、タインホア省などでは、土砂災害や鉄砲水の危険性が高まっている。
また、熱帯収束帯が南シナ海北部を通過し、フィリピン東方の低気圧と結びついている影響で、ゲアン省ホングー観測所では最大瞬間風速がレベル8、ラムドン省フークイ観測所ではレベル6の強風が観測された。
海上でも強風・高波に警戒
27日の日中から夜にかけて、ラムドン省からホーチミン市沿岸、南シナ海中部および南部北側海域(チュオンサ諸島北部を含む)では、レベル6の強風が吹き、所によってはレベル7~8の突風が予想され、波の高さは2~3.5mに達する見込み。
また、北部湾、南部クアンチ省からカマウ省、カマウ省からアンザン省、タイ湾、さらにホアンサ諸島・チュオンサ諸島周辺でも雷雨が散発し、竜巻やレベル6~7の突風の可能性がある。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
ベトナム進出支援LAI VIEN