ホーチミン市で建設が進む都市鉄道メトロ2号線(ベンタイン〜タムルオン)工事現場で労働事故が発生し、作業員1人が死亡した。
事故の発生状況
事故は9月22日午前5時10分ごろ、タンソンニャット街区スアンホン通り(チュオンチン通りとの交差点付近)で起きた。亡くなったのは1964年生まれの男性作業員である。
事故現場は、工事の一環として下水道、標識、街灯、交通信号の移設・復旧を行っているXLTN2パッケージの区間、S7駅(バイヒエン駅)からS11駅(タンビン駅)にかけての工区であった。
作業中の死角が原因
報告によると、被害者はアスファルト舗装復旧作業中に重機の死角に立っていたため、運転手が気づかずに重機のフレームが被害者の頭部に衝突した。
すぐに119番通報がなされ、約20分後に救急隊が到着し応急処置を行ったが、男性は現場で死亡が確認された。死因は頭部外傷とみられる。
事後対応と補償
施工業者は遺族に対する支援と弔問を行い、事故について地元当局と発注者であるホーチミン市都市鉄道管理委員会に報告した。
プロジェクトの概要
メトロ2号線は全長約11km、総投資額は約47兆9000億VND(約2700億円)で、ホーチミン市中心部と北西部を結ぶ主要路線である。現在、用地確保のための移設作業が進められており、年末には主要工事の着工が予定されている。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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