【国際】トランプ政権、ベトナムとの包括的な戦略的パートナーシップを重視

9月29日午後、党中央委員会本部で、トー・ラム書記長はマーク・ナッパー駐ベトナム米国大使と会談した。

ベトナムは米国を「戦略的に重要なパートナー」と位置づけ

トー・ラム書記長は、ベトナムが常に米国を戦略的重要性を持つパートナーとみなし、包括的な戦略的パートナーシップを実質的に深化させ、協力分野における戦略的内容を拡大していく意向を表明した。
その際、双方の独立・主権・領土保全・政治体制を尊重する基本原則に基づき、ベトナムの独立自主・多様化・多国間化の外交方針に沿った協力を強調した。

米国企業の投資を歓迎、双方向の事業展開を促進

トー・ラム書記長は、米国大使館の努力を高く評価し、両国間の合意や協力を幅広く推進してきたことに謝意を表した。
また、民間経済を経済発展の重要な原動力と位置づけ、米国企業の対ベトナム投資を引き続き歓迎するとともに、ベトナム企業の対米投資も奨励し、両国の国民に利益と雇用をもたらすと述べた。

科学技術・半導体・デジタル分野での連携強化

トー・ラム書記長は、科学技術・イノベーション・デジタル化を戦略的成長の突破口と位置づけ、半導体産業、エネルギー産業、デジタルトランスフォーメーションなど優先分野における協力を強化するよう提案した。
さらに、ベトナムが米国からハイテク製品を購入し、先進技術の移転を受け入れる環境整備を進める必要性を強調した。

米国大使「強く独立し繁栄するベトナムは米国の利益」

ナッパー大使は、トランプ大統領率いる米国政府が、ベトナムとの包括的な戦略的パートナーシップを非常に重視していると強調し、両国の協力をより実質的かつ深化させ、両国民に利益をもたらしたいと述べた。

また、米国はベトナムの自主独立の外交方針を高く評価し、周辺地域と世界におけるベトナムの役割拡大を支持すると表明した。「強く、独立し、繁栄し、自立したベトナム」は、周辺地域と世界の平和と安定に積極的に貢献し、米国にとっても重要だと述べた。

ベトナムは世界的サプライチェーンの重要拠点

ナッパー大使は、米国企業にとってベトナムはグローバル・サプライチェーンの重要な拠点であり、米国製品やサービスにとって有望な市場であると評価し、経済・投資・貿易分野における協力関係をさらに拡大していく方針を示した。

最後にナッパー大使は、トー・ラム書記長による会談の機会と、二国間関係強化に向けた具体的な指針に対して感謝を述べた。