台風後の豪雨で冠水拡大
台風マットゥモ通過後、ハノイ市では夜通し大雨となり、10月7日午前5時20分の時点で多くの低地エリアが冠水している。
同日朝、国家気象予報センターは、台風の影響による強い降雨でハノイ市内の再冠水に警戒を呼びかけた。
各地で100mm超の降雨
気象予報センターによると、午前5時20分までの6時間で市内各地で大雨が降り、所によっては非常に激しい雨となった。
降水量は多くのところで40〜80mmを記録し、局地的にはソックソン観測所で116mm、トゥーンカット観測所で91mmを記録した。
雨雲が市内全域に拡大
衛星画像、雷探知データ、気象レーダーによると、現在もフックロイ、ソックソン、ドンアイン、メーリン、チュオンミーなど広範囲にわたり積乱雲が発達している。
午前6時頃にはタインスアン街区などでも激しい雨と雷が観測され、市中心部へと降雨域が拡大している。
主要道路が冠水、交通に影響
ハノイに住むラ・ドゥック・クアンさんによると、ハノイ各地では視界が悪化し、車両の移動が困難になっている。
早朝の時点で、ファムフン通りやスアントゥイ通りなどの一部区間ではすでに深い冠水が確認されたという。
午前中は大雨続く見通し
同センターは、ハノイでの強い雨は午前中いっぱい続くと予測しており、総雨量は40〜70mm、場所によっては100mmを超える見込みだと発表した。
市内の低地や幹線道路では浸水の恐れが高く、住民に対して警戒を呼びかけている。
夕方から夜にかけては次第に雨脚が弱まる見込みである。
北部各地でも記録的降雨
また、北部およびタインホア省でも6日夜から7日早朝にかけて大雨が降り、局地的には、非常に強い雨が観測された。
特にタイグエン省、バクザン省、タインホア省では180mmを超える地域もあり、ホアトゥーン観測所(タイグエン省)では284.4mm、スアンフォン観測所(バクザン省)で186.6mm、ムンラット観測所(タインホア省)で207.2mmを記録した。
今後の気象見通し
予報によると、7日昼夜を通じて北部山岳・中部高原地帯では40〜100mm、局地的には250mmを超える大雨が予想されている。
北部平野およびタインホア省でも30〜60mm、最大150mm超の降雨が見込まれ、3時間で150mmを超える猛烈な雨の可能性もある。
加えて、同日夜までにゲアン省〜ハーティン省にかけても20〜40mm、局地的には70mm超の強い雨が予想されている。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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