両国の友好と経済協力を深めるフォーラム開催
10月11日午前、ホーチミン市で「ベトナム・カンボジアビジネスフォーラム2025」が開催され、約200名が出席した。出席者には、両国の政府関係者、友好団体、企業協会、ならびに主要企業グループなどが含まれていた。
本イベントは、ベトナム・カンボジア友好協会中央委員会が、ホーチミン市友好協会およびベトナム・カンボジア企業協会(VCBA)などと共同で主催したものである。10月13日の「ベトナム企業の日」と、11月9日の「カンボジア独立72周年」を記念して開催された。
両国関係は「血と信頼で築かれた友情」
開会式でベトナム国会副議長であり、ベトナム・カンボジア友好協会中央委員長を務めるグエン・ティ・タイン氏は、両国の関係について次のように述べた。
「ベトナムとカンボジアは隣国であり、伝統的な友情、団結、包括的協力関係は、世代を超えた指導者と国民の努力によって、血と信頼、深い情誼のもとに築かれてきたものです」。
同氏はまた、経済・貿易・投資分野を中心に両国の協力が強化され、「地域の安定と発展を支える重要な柱」となっていると強調した。
目標は貿易額200億USD、ホーチミン市が連携強化を表明
ホーチミン市人民委員会のグエン・マイン・クーン副委員長は、両国の貿易関係が過去数年で著しく発展しており、2023年から2024年にかけての貿易総額が100億USDを超えたと報告した。
「両国は近い将来、200億USDの貿易規模達成を目指しています」と同氏は述べた。
さらに、ベトナムのカンボジアへの投資件数は200件を超え、登録資本金は約30億USDに達しているという。特に、ホーチミン市の企業による投資が大きな割合を占め、その象徴として「チョーライ・プノンペン病院」が挙げられた。これは両都市の効果的な協力の実例とされている。
カンボジア側、ベトナム企業の投資拡大を歓迎
カンボジア商工会議所常任副会長であり、ベトナム・カンボジア企業代表団長を務めるネット・オク・ニャ・ラップ・カン氏は、カンボジアは、多くの自由貿易協定を締結しており、ベトナム企業にとって有望な市場であると述べた。
「本フォーラムは、両国企業が自社製品やサービスを紹介し、直接的な対話を通じて投資や事業拡大の可能性を探る絶好の機会です」と同氏は語った。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
ベトナム進出支援LAI VIEN