13日未明、クアンガイ省のマンブット(Măng Bút)とマンリ(Măng Ri)地域で、7回連続して地震が観測された。震源の深さはいずれも約8.1kmで、最大マグニチュードは3.6だった。
ベトナム地震・津波警報センターによると、最も新しい地震は10月13日午前3時28分(ハノイ時間)に発生し、マグニチュード3.6を記録した。それ以前にも同日午前1時過ぎから3時過ぎにかけて、同地域でマグニチュード2.8〜4.2の地震が5回発生している。いずれも自然災害リスクレベル0(被害なし)と評価されている。
10月初旬にも地震が多発
また、マンリでもマグニチュード2.5の地震が確認された。これらの地震の震源の深さはいずれも約8.1kmだった。
10月6日午前1時過ぎには、マンブットでマグニチュード4.9の地震が発生し、リスクレベル1(軽度のリスク)と評価された。さらに、5日と6日の両日には、この地域で数十回に及ぶ小規模地震が観測されている。
「誘発地震」の可能性も
ベトナム地震・津波警報センターのグエン・スアン・アイン所長(地球科学研究院)は、今回の地震を「誘発地震(stimulated earthquake)(ダムの貯水など人為的要因で起きる地震)」と位置づけた。
同氏によると、2021年以降、旧コントム省(現クアンガイ省の一部を含む)では数百回の地震が記録されており、その中には広範囲で揺れを感じる規模のものもあったという。最大のものは2024年7月28日昼に発生したマグニチュード5.0の地震である。
今後も地震活動が継続する見通し
アイン所長は次のように述べている。
「これらの地震は誘発地震が原因とみられ、今後も旧コントム省地域で地震活動が続く可能性がある。ただし、マグニチュード5.5を超えるような大規模地震の発生可能性は低いとみられる。それでも、詳細な調査を直ちに実施し、この地域の地震活動を精査する必要がある。」
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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