ファン・ミン・チン首相、世界半導体協会代表団と会談
11月6日夕方、ファン・ミン・チン首相は、訪越中の世界半導体協会(Global Semiconductor Alliance)の代表団および加盟企業と会談し、2025年に開催されるベトナム国際半導体展示会(SEMI Expo Vietnam 2025)に先立ち、意見交換を行った。
2030年と2045年、二つの「100年目標」
首相は、ベトナムが掲げる二つの長期目標を改めて強調した。
- 2030年までに:近代的な産業を有する中所得国となること
- 2045年までに:高所得の先進国となること
その実現には「迅速かつ持続可能な発展」が不可欠であり、経済モデルの転換、グリーン経済・循環経済・知識経済・シェア経済への移行、そして科学技術・イノベーション・デジタルトランスフォーメーションの推進が重要だと述べた。その中でも特に半導体産業の発展がカギを握ると強調した。
国際協力と国内体制整備を両輪に
ファン・ミン・チン首相は、国内の力に加え、国際社会からの資金・人材育成・技術移転・経営ノウハウなどの支援が不可欠であると指摘した。
ベトナム政府としては、以下の施策を進めていくと説明した。
- 投資環境を改善する制度改革
- インフラ整備の近代化・一体化
- スマート人材と行政能力の向上
- ワンストップ投資窓口(国家投資ゲートウェイ)の設置
- 中小企業が参加できる半導体バリューチェーンの構築
- 国内に半導体産業エコシステムを形成し、企業が効率的に事業を展開できる環境の整備
「三つの共に」で協働発展を
首相は、「党が指導し、国家が支え、企業が先導する」という統治方針を掲げた上で、「国内外が協力し、国家の繁栄と国民の幸福をともに築く」と強調した。
さらに、ベトナム政府は企業に対し「最良の条件を整え、安定した発展環境を保証する」ことを約束した。
この際の基本理念として、『利益を調和させ、リスクを共有する』、『政府・企業・国民の三者の利益をバランスさせる』、『『三つの共に』の3つを挙げた。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
ベトナム進出支援LAI VIEN


























