インテージベトナムは2020年11月、都市部のベトナム人富裕層の買物動向を調査した(ハノイ・ホーチミン市、月収10万円以上:600人)。
各カテゴリーの商品の購入場所は、「スーパーマーケット」で食品(98%)と日用品(90%)、「コンビニ/ミニマート」では飲料(98%)がトップであった。一方、「ショッピングモール・センター/百貨店」ではファッション(92%)、靴・鞄・スーツケース(73%)、ウィンドウショッピング(87%)、エンターテインメント(70%)、アクセサリー(48%)と5カテゴリーでトップ。「Eコマース」ではファッション(92%)がトップで、アパレルなどはECやショッピングモールで買うのが主流のようだ。。
1回当たりの購入金額は多い順に、「ショッピングモール・センター/百貨店」が200万1~300万VND(37%)、「スーパーマーケット」は100万1~200万VND(42%)、「Eコマース」は50万1~100万VND(43%)、「コンビニ/ミニマート」は20万1~30万VND(26%)がトップだった。
都市別の分析では、ハノイでは「ショッピングモール・センター/百貨店」でエンターテインメント(89%)と靴・鞄・スーツケース(91%)の割合が高く、ホーチミン市は51%と54%なので大きな差が出た。
また、ハノイの「コンビニ・ミニマート」では日用品(83%)が多く買われ、ホーチミン市(37%)の倍以上となった。「Eコマース」では、ハノイは食品(40%)と飲料(24%)での利用意欲が旺盛だった(ホーチミン市は8%と4%)。