11月6日から20日までの無料試乗キャンペーンが終了し、11月21日からハノイ市の都市鉄道カットリン-ハドン路線の利用客は、切符を購入しなければならなくなった。
都市鉄道の利用客は、自動券売機またはチケットカウンターで切符を購入できる。「8000～1万5000ドンまでの切符を購入したい方は、事前にお釣りが必要ないように準備をしておくとチケットの購入が簡単になります。」とハノイメトロのグエン・バン・ゴック副社長はアドバイスする。また、自動券売機で切符を購入する場合、10万ドン以下のお札を用意しておく方が良いとのことだ。
3万VNDの1日券を購入した乗客は、その日1日は、無制限で乗り放題となる。
20万ドンの1か月定期を購入したい乗客は、チケットカウンターまで行って個人情報を登録して支払いをすればすぐに定期券を受け取れる。定期券は30日間有効で、30日後には古い定期券を返却してから、新しい定期券を購入する。30人以上の団体で定期券を購入した場合は、30％の割引が受けられる。
学生と工業団地の労働者は、50％割引で定期券を購入することができる。購入希望者は、チケットカウンターで、学生証または、工業団地の労働者であることを証明する書類を提出すれば、優先と印字された定期券を購入することができる。
現在、カットリン-ハドン路線の鉄道管理機関は、切符の販売を各駅に限定している。「将来的には、お客様の利便性を向上させるために、他の形態での切符販売も検討する予定です。」とゴック副社長は説明する。
11月6日から19日までにカットリン-ハドン路線は2351本の列車が運行され、33万6000人以上の乗客を安全に輸送した。1日の平均利用者数は1万8000人から2万4000人となっている。統計データによると、休日の利用者数は、平日の2倍となっており、11月7日（日曜日）には5万4000人以上、11月14日（日曜日）も4万人以上がこの路線を利用した。
それより前の11月6日にカットリン-ハドン鉄道プロジェクトは、交通運輸省からハノイの管理局に事業運営のために引き渡された。
カットリン-ハドン路線の全長は13㎞で12の駅全てに停車した場合の運行時間は23分で、各駅の停車時間は45秒となっている。もし始発のカットリン駅から終点のイエンギア駅まで途中の駅に停車せず直通で運行した場合の所要時間は13分となっている。
カットリン-ハドン路線沿いには52本のバス路線が運行されており、カットリン駅だけでも16本のバス路線が運行されている。鉄道とバスの接続を良くするために、ハノイ市では14か所のバスの停留所を新たに建設した。
カットリン-ハドン鉄道プロジェクト（2A号線）は、2008年に8兆7690億VND（5億5280万USD相当）の投資プロジェクトとしてスタートしたが、2017年には総投資額が18兆VND（8億6800万USD相当）まで膨れ上がった。このプロジェクトは中国政府と国内パートナーの融資を利用しており、これまでに進捗状況に応じて何度も投資額が調整されてきた。
出典：22/11/2021 VNEXPRESS
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