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【国際】海外在住ベトナム人の帰国手続き

(C) VNEXPRESS

外国に住むベトナム人は国際線の運航が再開されたことを喜んでいるが、入国手続きや医療申告手続きには、まだ多少の混乱が生まれている。

アメリカ在住の越僑であるリンさんは、ベトナムでの用事を済ませ家族とテトを過ごすため、1月9日にサンフランシスコからホーチミン市行きの国際線に搭乗した。これは、サンフランシスコとタンソンニャット国際空港を結ぶ直行便の再開第1号だった。

サンフランシスコで飛行機に搭乗する前にリンさんはPC-Covidアプリによる医療申告を求められた。その中には、ベトナム到着後の隔離場所の情報も記載する必要があった。このアプリはアメリカ在住ベトナム人の間には普及しておらず、リンさんをはじめ多くの乗客が戸惑いを見せた。

「アプリではベトナムの電話番号を入力することが求められますが、私たちはベトナムの電話番号を持っていませんでした。私は息子の番号を入力しましたが、他の人はベトナムに住む親せきに連絡して電話番号を教えてもらう必要がありました。」とリンさんは話してくれた。

オーストラリアで9年以上に渡って留学と仕事をしてきたアインさんは、ベトナムでテトを迎えるための帰国について、いくつかの問題があったと話す。

アインさんと夫は、昨年オーストラリアで結婚式を挙げており、ベトナムに帰ってお祝いパーティーを開催したいと考えていたので、ベトナムが国際商業便を再開させるというニュースを聞いたときには、とても喜んだ。アインさん夫妻は1月15日発のベトナム直行便を探してみたが、チャーター便しかなく費用は1人片道6000万VNDもかかることが判った。

高すぎると思ったアインさんは別の便を探してみると、シドニー発でシンガポール経由のカンボジア行きの飛行機が見つかった。しかしこの方法では、ベトナムからカンボジアには陸路で移動する必要があるとされていたので諦めた。

1月12日にシンガポールとベトナムの国際線が再開されたので、夫婦は、シンガポール経由のシンガポールエアラインのビジネスクラスの往復航空券を1万AUD(1億60000万VND以上)で購入した。これでアインさん夫婦は家族とテトを迎えることが出来るようになった。

しかし、いざベトナムへの帰国が決まるとアインさんは、航空券の代理店からベトナム帰国時の具体的な手続きについての案内がなく、必要書類などをどこに問い合わせればいいのかもわからず戸惑った。

オーストラリアのベトナム大使館のホームページを見てみると2022年1月1日以降のベトナム人入国者に対する保健省の隔離規定が掲載されており、ワクチン接種が完了している場合は、3日間の隔離と14日間の健康観察が必要と記載されていた。

アインさんはこの文書を読んでも入国者に求められる感染防止対策は記載されているが、ベトナム到着時に空港でどのような書類を提出する必要があるかといった情報が具体的に記述されていないため、不安が募った。

アインさんは、先にベトナムに帰国した友人達に尋ねてみるとある友人が、「宿泊場所についての自治体の確認が必要だ。」と教えてくれた。アインさんはよくわからないので親戚に、自治体へ自分たちの場合はどのような書類が必要か確認してもらうように頼んだ。

ベトナムはこれまでに、アメリカ、日本、韓国、シンガポール、タイ、カンボジア、台湾、オーストラリアの8つの国と地域との国際商業便を再開させた。ベトナムへ入国するにはPCR検査の陰性証明書が必要で、ワクチンを2回接種済みかF0から回復した人は3日間の自宅隔離、ワクチン接種の完了していない人は宿泊施設での7日間の隔離が必要となる。

インド人と結婚したズンさんは、1月13日にエミレーツ航空でムンバイからハノイへ帰国した。ズンさんによると、今回の渡航はムンバイの空港での検査と医療申告手続きやドバイでの3時間のトランジットなどがあり、通常よりも時間がかかったそうだ。

ズンさんがノイバイ空港に到着すると入国時には税関のフォームに従った医療申告への記入と簡易検査だけで入国できた。ズンさんはニューノーマルの状況下で飛行機を利用する場合、この程度の条件は受け入れるしかないと話す。

アインさんは、自分たちのベトナムへの入国時も同じようにスムーズに進むことを願っている。

「今のところまだ入国時に必要な書類と手続きについて具体的に案内している文書は見つけられていません。近いうちにこの問題がより明確になり、入国する場合の手続きが明確に説明され、帰国予定者が確認できるようにしてもらいたいです。」とアインさんは話す。

出典:17/01/2022 VNEXPRESS
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