COVID-19感染者との濃厚接触者(F1)は、隔離は必要ないがマスクを着用し、常に手を石鹸や消毒液でよく洗う必要がある。
4月15日の午後に保健省が公表したF1の隔離措置に関する調整文書によると、COVID-19感染者と濃厚接触してから10日間は、F1は重症化リスクの高い人との接触を避け、生活用品、事務用品、学習用品の共有を止め、混雑した場所へ行くことを避ける必要がある。
F1は、自己健康観察をおこない、もし発熱や咳、体の痛み、疲労感、寒気、頭痛、のどの痛み、鼻水、鼻づまり、味覚障害、吐き気、下痢、呼吸困難といった症状のうち3つ以上当てはまる場合は、医療機関へ報告をおこなう。
保健省ではF1を次のように定義している。
COVID-19感染者と握手、ハグ、キスなど身体的な接触をした場合、マスクを着用した状態で、感染者と共に1m以内の距離、または密閉された空間に15分以上いた場合、マスクを着用せずに1m以内の距離に感染者がいた場合、感染防護措置を講じない状態で、感染者のケア、診察、治療をおこなった場合。
今回の保健省の新たなガイドラインは以前よりも緩和されている。2022年2月に保健省は、ワクチンを2回以上接種しているか、COVID-19の感染から回復して3か月以内のF1に対して5日間の隔離が必要としていた。ワクチンを十分に接種していないF1の場合は、7日間の隔離措置とし、その後3日間の自主健康観察が必要であった。
ベトナムでは12歳以上の国民の大部分が2回以上のワクチン接種を完了しているにもかかわらず、新たなガイドラインでは、保健省はF0に対する隔離措置は変更していない。3月中旬の規定によると、F0は”隔離された部屋から出ることが最大限制限され”、家から出ることはできない。
自宅療養のF0は、7日目の簡易抗原検査が陽性であれば隔離を解除できる。もし、7日目の検査が陽性であれば、2回以上のワクチンを接種済みの場合は10日目まで、ワクチン接種が完了していない場合は14日目まで隔離を継続する。
「感染症法の規定によれば、F0はまだ隔離措置が必要です。近い将来、保健省はF0の隔離期間を短縮する方向で、研究を進めています。」と保健省のグエン・チューン・ソン副大臣は述べた。
出典:15/04/2022 VNEXPRESS
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