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ベトナムエラー通信簿Vol.24
悲観的な準備と楽観的な対処
現実の直視は怖いが次第に変化も

 あさま山荘事件で陣頭指揮を執り、初代内閣安全保障室長になった佐々淳行氏の危機管理の語録に、「悲観的に準備し、楽観的に対処せよ」という言葉があります。最悪の事態を想定して最大限の準備を行うが、いざ本番という際には「大丈夫、うまくいくさ」と成功を信じて行動するのが良いという意味です。

 現地法人を経営している私は、正反対の対処をしてしまうことがあります。悲観的に準備することの真意は、現実を直視することです。私は案件がほぼ成約するような予想を立て、不安をかき消そうとします。準備の段階で根拠が少ないのに、「大丈夫、うまくいくさ」と現実を胡麻化します。

 会社の資金繰りが悪くなりそうなときには、何とかなって欲しい気持ちが優先して、見込みを甘くとらえてしまいます。そんな考え方により、対策も後手後手になり徐々に泥沼化します。

 どうにもできないときには、親会社からお金を借りるしかありません。1年以内の短期金銭貸借契約を結びますが、親会社は甘くはないので、金を貸すときには一定のリストラを私に求めます。現地法人の社長を務めてからこんなことが2回ありました。借入れ以降は必死になりますから、今までは幸いにして何とか1年での返済ができました。

 現実を直視して見込みを甘く考えず、早めの一手を打っていたら、リストラをしなくて済んだかもしれません。何回もそんな経験していると、現実を直視することにはいまだに怖い気持ちもありますが、徐々に悲観的に想定する癖はついてくるものです。

西田俊哉 Toshiya Nishida
アイクラフトJPNベトナム社長。生命保険会社に23年勤務の後、2005年に仲間とベンチャーキャピタル・IPO支援事業の会社を創業し、2007年に初来越。現在は会社設立、市場調査、不動産仲介、会計・税務支援などを展開。