12月19日の朝、厳しい寒波が北部の25の省と市に広がり、ハノイ市の最低気温は前日から6~7℃も下がり、バービー県(ハノイ市)では7℃を記録した。
12月19日、北部はこの冬最も強い寒気の影響を受けた。北部の25の省と市が全て10℃前後の気温となり、市民は厳しい寒さの影響を受けた。
ハノイの気温は前日から6~7℃ほど下がり、各地の最低気温はバービー県が最も低い7℃、ハードン区で8℃、ホアイドゥック県とソンタイ町で9℃が記録された。ハノイ中心部の観測所でも12℃が記録されている。この数字は、高さ2mに設置された観測地点で計測された数字で、実際の屋外はこれよりさらに2~3℃寒くなっている。
中部と山岳地帯の気温も前日から2~4℃下がっており、最も気温が低かったのはハーザン省ドンバン町の1℃で、ラオカイ省、ライチャウ省、バッカン省、カオバン省でも2℃が記録され、その他の地域も概ね4~6℃となった。
ラオカイ省にある標高3143mのファンシーバン山の山頂では、気温が氷点下にまで下がった。
今回の寒波は乾燥しており、朝8時ごろになると気温が大幅に上昇した。この日のハノイの予想最高気温は21℃で、サパも13℃と予測されている。湿度は30~40%しかなく、肌が乾燥するほどだ。
中部地方も寒波の影響を受けており、19日の朝、ハイバン峠北側のタインホア省からトゥアティエン・フエ省では気温が10~15℃まで下がり、ゲアン省では6℃が記録された。ハイバン峠の南側の各省では気温が16℃~18℃となった。
気象予報センターは、北部デルタ地域の寒波は19日までと予測している。20日以降は気温が上がり、夜間で10℃前後、日中は22℃前後になると予測されている。一方で、北部の山岳地帯では今後も2,3日は、厳しい寒さが続くとみられている。
この寒波の影響でビンディン省からカマウ省までの南シナ海側は、レベル6から7の強風が吹き、波の高さが2~6mに達するとみられている。そのため、南シナ海で活動する全ての船舶は、強風と高波の影響を受ける危険性がある。
12月21日と23日~24日は、寒気が北部で寒気が発達し、夜間の気温が大きく下がる可能性がある。
2022年12月から2月までの冬季の平均気温は、例年並みとなる見込みだが、2023年1月は、例年より0.5℃ほど高くなる見通しだ。例年この時期は厳しい寒さが2~5日ほど続く。
出典:19/12/2022 VNEXPRESS
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