メコンデルタ地方の中心都市であるカントー市とキエンザン省を結ぶロテ-ラックソイ高速道路が1月12日に開通した。この高速道路は、長さ51㎞、幅17mの4車線で制限速度は80㎞となっており、カントー市とキエンザン省の移動時間短縮につながると期待されている。
4年の建設期間を経て開通したこの高速道路について、カントー市で運送業を営むグエン・アン・トゥアンさん(35歳)は、「これで、8トントラックでロテからラックソイまで行くのに、これまでの国道80号線に比べて45分間の時間短縮と5~6リットルのガソリンの節約になります。これに昨年完成したバム・コン橋を含めるとキエンザン省からホーチミン市までの移動時間は約1.5時間以上短縮できることになり、運送業にとっては非常に良いニュースです。」と喜びを語った。
この高速道路プロジェクトの責任者によると、今後この高速道路は、6車線に拡張し制限速度は100㎞のAレベル高速道路になる予定だ。「この高速道路によってカントー市からキエンザン省への移動時間は1時間半から50分に短縮され、タイやカンボジアとベトナムを繋ぐ国際ルートにも貢献するでしょう」と担当者は語る。
ロテ-ラックソイ高速道路は、バム・コン橋(カントー市)とキエンザン省のラックザーバイパスを繋いでいる。総投資額は6兆3000億VNDで、その内4500億VNDが韓国からの借款で賄われており、2016年から建設が進められていた。
今回の高速道路の完成によって、南部のビンフック省、ビンズン省、ホーチミン市からメコンデルタの主要都市であるカントー市、アンザン省、キエンザン省、カマウ省まで国道1A号線を経由せずに移動することが可能になる。
開通式典に参加したグエン・ヴァン・テ―交通運輸大臣は、この高速道路はメコンデルタの経済の中心地を結ぶ重要な道路であると同時にホーチミン市とメコンデルタを結ぶ重要な役割を担っており、人々の生活を改善させることに役立つだろうと強調した。
メコンデルタ地域には、この高速道路以外に現在建設中の高速道路が多数存在する。その中でも、全長51㎞のチュンルーン-ミートゥアン高速道路は、2021年末に、全長23㎞のミートゥアン-カントー高速道路は、2022年末に完成予定となっている。
また、2025年末までには、カントー-カーマウ高速道路、ハーティン-ラックザー-バックリウ高速道路、チャウドック-カントー-ソクチャン高速道路などさらに多くのプロジェクトが完成する予定だ。
出典:12/01/2021 VNEXPRESS
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