ベトナムのIDカード(CCCD)に関する通達06/2021/TT-BCA号が1月23日に発行された。これによると、新しいIDカードは、縦53.98㎜±0.12㎜、横85.6㎜±0.12㎜の長方形で厚さは0.76㎜±0.08㎜と規定されており、四隅はr=3.18㎜±0.3㎜の丸みがつけられている。カードの素材は、公安省の承認を受けたもののみが使用可能だ。
IDカードの前面には、直径12 mmのベトナム社会主義共和国の国章が印刷されており、保有者の顔写真(20㎜×30 mm)とカードの有効期限が記載されている。
裏面には、個人を特定する身体的特徴、左右の人差し指の指紋、発給日などの情報がベトナム語と英語で記載されている。
公安省によると、新しいIDカードには、ICチップが搭載されており、持ち主の情報が保存されている。
なお、この通達以前に発行されたIDカードに関しては、有効期限内までは継続して使用できることになっている。有効期限内でも個人が新しいIDカードの発行を希望する場合は、通達06号の規定に従い申請する事が可能だ。また、旧IDカードの情報に基づいて発行された法的書類も、引き続き法的に有効となる。
この通達に先立ち公安省は、各地域の警察に対して、1月22日以降の新規IDカードの申請を一時停止し、順次新しいICチップ型のIDカードの発行へ切り替えるように要請した。
公安省では、2021年7月1日までに5000万枚のICチップ搭載IDカードを発給することを目指している。
出典:27/01/2021 – BAO TUOI TRE
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