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ベトナムニュース【経済】7月末までの個人所得税収が年間計画の90%に

(C)NDH

年末まで5か月を残した時点で個人所得税の納税額が106兆VND以上に達し、年間の税収目標をほぼ達成した。

財務省は、2022年の年間個人所得税収を118兆750億VNDと予測していた。しかし、7月末までにこの税収計画の90%となる106兆3860億VNDが既に徴収されている。

個人所得税収が7か月で年間計画の90%に達したのは、当初の目標が慎重すぎたという見方もできる。財務省は、2021年の個人所得税収が2020年に比べて減少していたにもかかわらず2022年の個人所得税収目標を2021年から4%しか増加させていなかった。個人所得税収は、COVID-19以前は毎年2桁の割合で増加していたが、2020年以降は増加率が鈍化している。

2022年7月までの個人所得税収の内訳は開示されていないが、通常、個人所得税収は、給与所得者からの納税額が大部分を占めている。

以前、税務署は、社会経済活動が再開されたことで2022年の税収は改善される見込みだとコメントしていた。一方で、個人所得税収は時期的な問題で通常、年の始まりの月に集中する。個人所得税の確定申告の最終締め切りは3月末のため、各企業は税金の滞納を防ぐために、3月までに多額の所得税を納付するのだ。

財務省によると、2022年7月末までに年間計画90%以上を達成している歳入は個人所得税以外にもある。土地と家屋の賃貸に関する費用(計画比95%)と鉱山採掘権費用(93.4%)がそれだ。

当初計画の70%に達している製造・経営活動からの直接歳入を含め、国のその他の歳入は年間計画の58%以上に達し、ほぼ予定通りとなっている。

税務当局は、今年の7月までの国の税収が大幅に増加した理由として、銀行、証券、不動産、石油業界の貢献が大きいと説明している。これらの分野の売上は昨年同期と比べて31%も増加している。2021年全体では、この4分野からの税収は約140兆VNDとなっており、国内の税収全体の14%を占めている。

しかし、税務当局はこの4分野からの税収は、安定性に欠けると見ている。実際、今年の第1四半期には、この分野からの税収は昨年同期比で18%増の48兆3000億VNDとなったが、第2四半期には前年同期比20%減の40兆VNDに落ち込んだ。

税務当局は、今年年末にかけての税収は政府のインフレ抑制対策、不動産関連企業の株式発行規制強化、不動産と株式市場への管理規制強化によって厳しいものになるとの見通しを示している。

国内の税収以外に国家予算に大きく貢献する歳入には輸出入と石油があり、どちらも今年は目覚ましい成長を記録している。

財務省によると2022年7月末までの輸出入による歳入は179兆8000億VND近くに達し、前年同期比で24%増加し、年間計画の90%を達成している。原油からの歳入は43兆VNDに達しており、これは前年同期比の約2倍で、年間計画の1.5倍数字となっている。

出典:18/08/2022 VNEXPRESS
上記を参考に記事を翻訳・編集・制作