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ビジネスの育て方Vol.03|雑談は不要?初対面で見積り?|昭和世代と違うベトナム人の営業

KOEI VIETNAMの松村氏

 ベトナム人の若手営業マンがなかなか会社から出ようとしない。ふと見るとパソコンでZaloをしている。私の時代は、「営業マンは外回りしろー、会社に居てもしょうがないだろー」と良く言われていた。電話でアポを取り、スケジュールを確認して、外回りをする。

 「どうやって注文をもらうの?」と聞いてみると、テレアポや広告(Web・SNS)などから集客する場合もあるが、その製品に関わりのある企業に電話して、情報交換しているみたいだ。パレットを売りたいならフォークリフト屋さんと仲良くなってパレット購入情報をもらったり、ラック屋さんに連絡して情報交換をするなど。

 外回りはあまりせず、客先訪問の際には見積書を持っていく。具体的な購入予定があるから行くわけで、初対面でもZaloや電話で何度も話しているから問題ないと。私の時代はお客と面と向かって話を聞いて、雑談をして、自分の顔を覚えてもらえるよう何度か足を運ぶ。そうこうしていると見積りや注文となる。

 ベトナム人、特に若い営業マンは注文や見積りの予定がないとそもそも会わない。他社との競争が始まる頃に行く感じだ。効率的にも感じるが、昭和世代からすると何か物足りない感じもしてしまう。

 ただ、最近はZoomなどで面談する会社も多い。モニター越しでは仕事の話しかできないもので、そう考えると対面では雑談ばかりしていた気がする。それが仕事につながったのかはわからないが…。購入需要がないのに会っても意味ないじゃんと、効率化した営業手法が確立されるのだろうけど、私は雑談担当として営業させていただいております。

松村 貴裕 Takahiro Matsumura
KOEI VIETNAM代表取締役社長。2011年の設立と同時に赴任、2019年から再赴任。商社機能を軸にしながら、日越間の多彩なビジネスを展開中。

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