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~現場医療者に聞く~
海外健康の最前線Vol.02
海外駐在員の健康管理
帰国時に健康悪化の報告も

 はじめまして。SaveExpatsの平野です。今号より、海外駐在員に対する健康管理について、弊社の医療職メンバーで数回お話させていただきます。第1回目は総論として、「海外駐在員の健康管理」についてです。

 私も日本の大手食品会社にて産業医をしておりますので、ベトナム含め多くの方を海外駐在に送り出している側です。本誌をご覧の皆様は工業団地などでの勤務も多いですから、まさに安全管理では産業医と関わることが少なくないかもしれません。国をまたいでも労災は労災ですし、日本の「指差しヨシ!」の安全管理は世界にも通じるものがあります。

 しかし健康管理となると、まだまだ進んでいないような印象を受けます。人間誰しも病気になることはありますし、予防できない疾病もあります。ただ急病の大半、特に命に関わるもののほとんどは普段の健康管理が大きな影響を及ぼしています。それにも関わらず、駐在員の多くが帰国時には健康状態が悪化しているという報告もあります。正直日本からはなかなか管理が難しく、食事や会食などの変化もあり、肌感としてもあまり健康支援はできていない印象を受けています。

 しかし、例えば脳卒中で麻痺が残ってしまえば、帰国にかかる費用も莫大になります。駐在員はその後のキャリアも期待されていますし、有事にかかるコストを考えれば、濃厚な健康管理・支援を行うべき対象と言えるかもしれません。

 ぜひ改めて、「駐在者の健康管理」について、本記事を通じて見直してみるのはいかがでしょうか?今後もお読みいただければ幸いです。

平野翔大 Shodai Hirano
SaveExpats医療本部長・産業医。産業医として大手食品会社の本社統括を担う傍ら、ヘルスケアサービスの開発にも携わる。SaveExpatsにおいては海外従業員に対する健康支援事業を展開。