ベトナムビジネスならLAI VIENにお任せください!入国許可、労働許可証、法人設立、現地調査、工業団地紹介などあらゆる業務に対応します!お気軽にご相談ください!

【法律】新たなビザのガイドラインを待ちわびる人びと

(C) VNEXPRESS

6月に国会がビザの緩和政策を承認して以来、旅行会社と外国人旅行者は、正式なガイドラインが出るのを首を長くして待っている。

ベトナムのインバウンド分野を開拓している旅行会社の大多数がベトナム政府が外国人観光客受入れ促進のためにe-Visaの期限を30日から90日に拡大して出入国回数を制限しないという新たな方針を打ち出したことを把握している。また、ノービザの入国期間も15日から45日に拡大され、ビザの発給や延長についても手続きが見直される。これらの変更は8月15日から有効とされているが、明確なガイドラインが発行されておらず多くの旅行会社を困惑させている。

豪華客船ツアーを運営するLuxグループのファン・ハー社長は、海外のパートナー企業はベトナムのビザ政策変更を好意的にとらえていると述べた。しかし、彼らは政府機関から正式な文書が発行されるまでは楽観できないとも考えている。

「海外のパートナー企業は、今年10月から来年4月の繁忙期に向けて計画を立てるために、具体的な情報を欲しがっています」とハー社長は話す。

ハー社長は、ビザ政策変更に関する詳細なガイドラインを早急に受け取りたいと望んでいる。ハー社長によれば、新たなビザ政策に適した商品を開発するには多くの時間が必要になる。海外のパートナー企業は新たな商品を発表する前に直接現地を訪問して航空会社やベトナム企業との打ち合わせをする必要があるからだ。そのためハー社長は、一刻も早いガイドラインの発行を願っている。

同じく海外旅行を取り扱っているベンタインツーリスト社のグエン・タイン・ソン副社長は、既にルーマニア、オランダ、ドイツ、フランス、アメリカなど主要なマーケットのパートナー企業に対してベトナムの新たなビザ政策に関する情報を通知したと述べた。海外のパートナー企業はいずれもこの素晴らしいニュースに興奮している。

しかしながら、同社は現時点でどの国がe-Visaの期限を90日に延長する対象となるのか?ノービザの滞在期限が45日に延長されるのはどの国なのか?また新たなビザ政策の適用ロードマップがどのようになるか?などについて、当局からの正式な文書を受け取っていない。

「正式なガイドラインが公表されてからでしか、海外のパートナーと協力して新たな旅行プログラムを企画したり、プロモーションをおこなうことができません」とソン副社長は話す。

トップテントラベル社のベトナムビザ部門の担当者は、正式な文書が出るのを首を長くして待っていると話す。この担当者によれば、多くの外国人旅行者がベトナムの新たなビザ政策を知っており、特に個人旅行者からの関心が高い。なぜなら通常ツアー旅行は6か月前から準備をするので、現時点から年末まではこの新たな政策の恩恵を受けるのは主に個人旅行者になるからだ。

この担当者によれば「今ビザを申請するべきか?それとも8月15日まで待った方が良いのか?」、「今申請したビザも8月15日以降は新たなビザ政策の対象になるのか?」といった質問が多数寄せられている。しかし、現時点ではこれらの質問に回答することは難しいとこの担当者は話す。これらの質問にアドバイスするとすれば、どうしても必要な場合はすぐに申請すべきで、余裕があるなら8月15日まで待った方が良いという程度だ。

「新しい方針がどのように適用されるのか?e-Visaの申請にどの程度の期間が必要で費用はどれくらいかかるのか?申請システムに変更はあるのか?などは我々にもよくわかりません」とこの担当者は話す。

 8月3日午後の時点で、ベトナム出入国ポータルサイトには、ビザの方針変更に関する具体的な情報は記載されていない。

ベトナムのビザ政策変更に戸惑っている外国人も少なくない。イギリス人のシャーマンさんは、ベトナムを1か月間旅行する予定で、メディアの情報を通じてベトナムのビザ政策の変更方針を知った。しかし、ベトナムに住んでいる外国人にこの件について尋ねてみても「よくわからない」という回答しか得られなかった。

以前の規定によればシャーマンさんがビザなしで滞在できるのは最大15日間となる。もしそれ以上滞在したい場合は、一度ベトナムを出国して再入国する必要があるのだ。この方法は、ベトナムを訪問した後にラオスやカンボジアへ旅行に行ってからベトナムに戻って旅行を続けたり帰国する外国人旅行者にはわりと知られたやり方だ。一方で、新しいビザの規定が適用されるようになればシャーマンさんはビザなしで最大45日間ベトナムに滞在できるようになり、規定に基づきビザの申請や滞在の延長も出来るようになる。

出典:04/08/2023 VNEXPRESS
上記を参考に記事を翻訳・編集・制作