グエン・タイン・ロン元保健相は、流通登録を悪用してViet A社のコロナ検査キットの価格を吊り上げた疑いで告発されている。
8月17日にロン氏は、公安捜査警察局（CO03）から刑法第356条に基づき、公務中の職権乱用の罪により起訴するように提案された。
同じ事件でC03は、刑法219条の国家資産の管理と運用に関する規定に違反し国家に損害を与えた容疑で、元科学技術省大臣であり、元ハノイ市人民委員会主席でもあるチュー・ゴック・アイン氏の起訴も提案した。
この事件では他にも元党中央委員会委員で元ハイズン省党書記長のファン・スアン・タン氏、元副首相補佐官のグエン・バン・チン氏、元科学技術省副大臣のファン・コン・タック氏などの元政府高官も起訴が予定されている。
さらに、各地方自治体の役人や医療関係者も多数が起訴された。
この事件では、自己の利益のために公的な地位や権限をもつ人物に影響力を行使した容疑で、ベトナム教育出版社の専門家であったグエン・ティ・トゥイ氏とSNBホールディングスの社長だったグエン・バック・トゥイ・リン氏の二人が起訴されている。二人は、自己の利益を得るために、関係省庁の幹部に影響力を行使しViet A社のコロナ検査キットの製造、販売過程に便宜を図った疑いがもたれている。
グエン・タイン・ロン氏は2011年12月から保健省の副大臣を務め、2018年10月まで党中央宣伝局の副局長を務めていた。その後2020年1月にロン氏は保健省副大臣に復帰し、新型コロナの感染が拡大していた2020年11月からは保健省大臣として職務にあたっていた。
出典：18/08/2023 VNEXPRESS
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