8月29日の午前中にホーチミン市メトロ1号線(ベンタイン駅-スオイティエン駅)で、11か所の高架駅と3か所の地下駅の全線約20㎞を通過する試運転が実施される。
都市鉄道管理委員会(MAUR)によれば、今日の試運転は9時15分から12時に20分までに3回実施される。メトロ1号線の高架駅と地下駅の全てを通過する試運転は今回が初めてで、請負業者の日立製作所による内部技術試験の後で実施される。
9時15分に列車は1区のベンタイン駅を出発し、終点のスオイティエン駅まで向かう。試験走行中、列車は、試運転に試乗する乗客の視察のためにオペラハウス前駅、バーソン駅、タンカン駅で5分間停車する。その後は、スオイティン駅まで直行し、スオイティエン駅から出発したベンタイン駅まで戻る。
2回目と3回目の試運転は11時と12時20分出発の予定だ。2回目と3回目の試運転では出発駅は同じくベンタイン駅となるが、全線の試運転は行わず、アンフー駅までの約10㎞を走行する。この試運転でも列車は、オペラハウス前駅、バーソン駅、タンカン駅に5分間停車する。
設計上、メトロ1号線は高架区間の最高速度が110㎞/h、地下区間の最高速度が80㎞/hとなっているが、試験運転では安全性を考慮して最高速度以下で走行する。今回の走行試験では、1回につき30人が乗車する。
メトロ1号線の車両は日本製で、3両編成で定員は930人(座席147人、立席783人)となっている。メトロ1号線は、日本、中国、シンガポール、タイなど多くの国で採用されている無線式列車制御システム(CBTC)が採用されている。このシステムは、運行中の列車の位置、速度、列車間距離などの情報をリアルタイムの双方向無線通信で伝達し、制御する。
メトロ1号線は、ホーチミン市初の都市鉄道プロジェクトであり、総投資額は43兆7000億VNDを超えている。プロジェクトは現在95%が完了しており、来年には営業運転開始が予定されている。
出典:29/08/2023 VNEXPRESS
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