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【災害】中部の洪水で2名死亡、3人が行方不明

(C) VNEXPRESS

ベトナム中部のトゥアティエン・フエ省とクアンチ省での3日間にわたる大雨と洪水によって、2人が亡くなり、3人が行方不明となった。

11月12日夜から15日にかけてゲアン省からクアンガイ省までの広い地域で大雨が降った。当初、雨の中心はゲアン省とハティン省にあったが、その後クアンチ省に移動し、更にトゥアティエン・フエ省まで移動した。フエ市内の一部地域では24時間の雨量が800㎜を超え、市内の36の地区すべてが浸水した。

15日の朝、フイン・ティ・ビーさん(40歳)と娘のグエン・ティ・ハンさん(18歳)および6人の住民を乗せたボートがフーンソン団地からフーハウ区まで移動していた。ボートがフーンビン区ダンタット通りの浸水区間まで到達したとき、突然ボートが転覆した。

ビーさんと娘のハンさんは洪水に流され、他の6人は道端の木にしがみついて何とか難を逃れた。捜索の結果、数時間後にビーさんの遺体が発見されたが、ハンさんは依然として行方不明となっている。

トゥアティエン・フエ省でも、15日の11時40分ごろ、ビンティエン村のチャン・ディン・ミンさん(51歳)が住む家の裏山でがけ崩れが発生し、ミンさん夫妻が土砂の下敷きとなった。

ビンティエン村の救助隊と付近の住民が、救助に駆けつけ、家の壁を壊して土砂を取り除き、ミンさん夫妻を救出してビンディエン総合病院まで搬送した。現在、ミンさん夫妻の健康状態は安定している。

クアンチ省フーンソン村に住むホー・サー・ランさん(38歳)と妻のホー・ティ・ヴィエンさん(37歳)は、13日の午後に飼っていたヤギの様子を見に行ってから家に戻っていない。当局は、夫婦が川に流された可能性があるとみて捜索にあたっている。

同じく11月13日にヴィントゥイ村のレー・ドゥック・フンさん(36歳)は、漁をするために小型の漁船でラガー湖に出かけた。いつまでたってもフンさんが帰宅しないため、心配になった家族が捜索願を出したところ、15日の13時頃にフンさんの遺体が湖岸から150mほど離れた場所で発見された。

11月15日時点で、トゥアティエン・フエ省の洪水は最高警戒レベルのレベル3に指定されている。16日から17日にかけても大雨が続くと予測されており、さらに警戒が必要とされている。一方、クアンチ省では、洪水が収まり、住民が後始末に追われている。

11月15日の公電でファン・ミン・チン首相は、トゥアティエン・フエ省及び、ハーティン省からフーイエン省までの人民委員会主席に対して、洪水発生地域の住民の生命を守るために最善の措置を講じ、必要に応じて教育機関の教員や生徒を避難させるよう指示した。

政府はまた、各自治体に対して地元の水力発電用の貯水池の安全性を確認し、ダムの決壊などによって下流域で洪水を発生させないように積極的に対応するよう指示した。また、避難を余儀なくされた住民や、孤立した地域の住民に対して食糧と生活必需品を配布することも指示した。

出典:15/11/2023 VNEXPRESS
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