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【交通】ニョン駅-ハノイ駅高架部分が来年営業開始

(C) VNEXPRESS

ハノイ都市鉄道のニョン駅-ハノイ駅区間の高架部分が年末の試運転を経て、2024年4月30日と5月1日の祝日にあわせて営業運転を開始する予定だ。

ハノイ市人民委員会のズーン・ドゥック・トゥアン副主席は、11月16日にハノイ市人民評議会常務委員会が開催した市内の交通、歩道管理に関する会議で上記の情報を明らかにした。

有権者からの質問に答えてトゥアン副主席は、高架区間の営業運転開始によって、公共交通機関の旅客輸送割合を現在の19%から21.5%に引き上げることが出来る見込みだと述べた。ハノイ市は現在、2030年に市内のバイク通行禁止と市内に入る車両への通行料徴収という2つの個人車両侵入制限案を検討している。ただし、個人車両の侵入制限は、公共交通機関の利用率が30~35%に達してから検討が本格的に進められることになっている。

公共交通機関の旅客輸送率目標を達成するため、ハノイ市は都市鉄道を基幹に据え、2030年までに高架部分342㎞、地下部分75㎞、総延長417㎞の10路線を完成させたいとしている。しかしながら、計画開始から12年が経過し、これまでに運行開始したのはカットリン―ハドン間のみである。

「現在の進捗状況のままであれば、当初計画した10路線を完成させるまでに150年はかかる計算になり、とても容認できるものではありません」とトゥアン副主席は述べ、現在ハノイ市では、都市鉄道プロジェクトの進捗を加速させるために財政出動を含めた解決策を検討しているとも述べた。ハノイ市の都市鉄道10路線建設には約1000兆VNDの費用が掛かると見込まれている。

ニョン駅-ハノイ駅間の都市鉄道プロジェクトは、全長12.5㎞あり、そのうち高架区間8.5㎞に8駅、4㎞の地下区間に4駅が設置される。このプロジェクトは2009年に着工され、2015年完成予定だったが、4度にわたる計画変更により、現在の全線開通予定は2027年となっている。

今年3月にハノイ市は、ニョン駅-ハノイ駅路線の高架区間の運行開始を以前の2022年末から2023年8月に変更すると発表していたが、今回改めて2024年4月30日と5月1日に再度変更したことを発表した。

ニョン駅-ハノイ駅都市鉄道プロジェクトの全体的な進捗率は現在約78%で、そのうち高架部分が99.5%、地下部分が36.5%となっている。

出典:16/11/2023 VNEXPRESS
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