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【社会】2030年までのハノイの人口シナリオ

(C) VNEXPRESS

ハノイ市都市計画部門は、2030年までのハノイ市の人口増加に関する3つのシナリオを提出した。この中で最も人口が増加するシナリオでは、ハノイ市の人口は、現在から250万人以上増加して1100万人以上となる。

11月21日にハノイ党委員会は2050年を見据えた2021年から2030年までの都市計画セミナーを開催した。

都市計画部門を代表してホアン・バン・クーン教授が発表をおこない、人口の自然増と地方からの流入によってハノイ市は、技術インフラ、社会、環境、市民生活に多くの問題を抱えており、特に旧市街への影響が顕著だと指摘した。一方で、社会経済の発展と人口増加は相互関係にあり、都市の安定した発展において必要な要素でもある。

都市計画立案の根拠として、都市計画部門は、2050年を見据えた2030年までのハノイ市の人口増加シナリオを3つ提案した。

第1のシナリオでは、人口の増加率はこれまでと同等(年間約15万人)で、2030年には950万人、2050年には1120万人になる。

第2のシナリオでは、2023年から2030年までの人口増加率が高くなり、2030年から2050年までは安定するという仮定で2030年には1050万人、2050年には1300万人になると予測されている。

第3のシナリオは、ハノイ市の社会経済の発展が急速に進みハノイ市外の労働者にとって非常に魅力的な市場となり、また人口流入抑制策がそれほど効果を発揮しなかった場合を想定しており、2030年までにハノイ市の人口は1100万人、2050年には1400万人に達する。

ベトナム都市計画協会のダオ・ゴック・ギエム副会長は、ハノイ市の現在の人口規模は2011年の首都総合計画(計画1259号)の予測を上回っているが、人口分布は計画とは異なっていると指摘した。

2020年の統計によれば、ハノイ市の人口は824万人で計画1259号の730万~790万人という予測を上回っている。人口増加率は平均2.29%で、分布は、都市部の人口が49.3%(計画は58~60%)、農村部が50.7%となっている。

上記の実態から、ギエム副会長は、2021年から2030年のハノイ市都市計画の立案は、調査を慎重に行い、人口動態に提供を与える様々な要素を検討する必要があると指摘した。

ハノイ市人民評議会元副議長のレー・バン・ホアット氏も現在、市内中心部と旧市街の人口は、計画1259号の想定と異なると指摘する。

具体的には、計画1259号では、ホアンキエム区、バーディン区、ドンダー区、ハイバーチュン区などの旧市街エリアでは、人口が2008年の120万人から2020年には92万人に減少し、2030年には80万人に減少するとみられていた。しかし、2019年の人口動態調査では、この地域の人口は依然として100万人を超えている。

ホアット氏は首都総合計画を10年間実施した後に生まれた様々な問題点も指摘した。例えばホアラック、ソンタイ、スアンマイ、フースエン、ソックソンなどの郊外衛星都市および、緑地帯の計画は依然として紙の上の話に留まっている。10年経っても1954年以前に建設され、破損や劣化が進み改修投資が必要な建物のリストすら作成されていない。また、公共交通機関用に確保すべき土地の割合と輸送旅客数も設定された目標を達成できていない。

「計画立案者は計画しか見ず、実務担当者は、何も考えずにただ実行している」とホアット氏は指摘する。ホアット氏は都市計画の調整が適切に管理、制御されていないため、多くの都市で当初は計画通りに進行していた計画が時間の経過とともに断片的でまだらな歪なものに変形してしまうと話す。

当初の計画によれば、2050年を見据えた2021年から2030年までの首都開発計画は、年末の首相の承認を前に12月にハノイ市人民評議会で検討される予定だった。しかし、12月に開催されるハノイ市人民評議会の議題には都市計画に関連したものが無く、都市計画の検討と承認は来年以降に延期される見込みだ。

出典:21/11/2023 VNEXPRESS
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