4月1日から30日かけて統計総局は全国63の省と市で中間国勢調査を実施し、年末に結果を発表する。
今回の調査は、バックロンヴィ(ハイフォン市)、コンコー(クアンチ省)、ホアンサー(ダナン市)、チューンサ―(カインホア省)の4つの島しょ部を除く全国が対象となっている。
調査対象は居住世帯で、独身世帯から同居世帯まで様々な世帯が含まれている。2人以上の世帯には、構成員が血縁、婚姻、養子などのケースもあれば、血縁関係がない場合も含まれる。
国勢調査員は、各世帯の軍関係者を含めた居住者人数、軍隊または公安が管理するエリアに居住している場合を除いた外国籍の人数などの情報を取集する。
収集される情報には、人数、居住履歴、学歴、婚姻関係、10歳から49歳までの女性の出産歴、死亡情報、住宅情報、生活状況などが含まれる。調査員は、戸別訪問をおこない直接質問して回答情報を電子フォームに記入する。この情報は統計データにのみ使用され、永住権、一時滞在権、徴税とは関連せず、その他の目的にも使用されない。
中間国勢調査の結果は2024年12月に発表され、テーマ別の分析報告書が2025年に公表される予定だ。この結果は、2021年から2025年までの社会経済発展状況評価の根拠となるとともに、ベトナムが取り組んでいる国連の持続可能目標をモニタリングして2026年から2030年の政策を策定する根拠となる。
中間国勢調査は、2回の総合国勢調査の間で4で終わる年に実施されるもので、前回の総合国勢調査は2019年に実施された。
2023年末までにベトナムの人口は1億300万人に達し、都市部が38%、農村部が62%となっている。ベトナム人の平均寿命は73.7歳で2022年から若干伸びている。
統計総局によればベトナムの人口は2044年に1億700万人に達し、その後、2100年には7200万人まで減少する。ベトナムは高出生率から低出生率へ変化しており出産年齢も高齢化していることから、人口構成が高齢化にシフトしている。
出典:2024/04/01 VNEXPRESS提供
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