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【社会】メトロでの文明的なふるまいとは

(C) VNEXPRESS

電車から降りる人に道を譲り、階段は右側通行、公衆衛生を守り、大騒ぎしないことがメトロ利用者に求められる文明的なふるまいだ。

メトロ1号線は、開業から1週間ほどで90万人以上が利用した。12月29日の利用者数が最も多く20万1000人近くに達している。2025年の年末年始には多くの人が遠くへ旅行に行かずにホーチミン市に滞在することを選んだため、メトロの利用者数はさらに増加すると予測されている。

しかし、多くの乗客はメトロで移動する際の安全規定や行動規則に慣れておらず、これによってほかの乗客に不快感を与えたり、駅周辺の安全や秩序が損なわれる可能性がある。発生が予見される問題点としては、階段やプラットフォームの混雑、安全ラインを超える、子供が電車に飛び乗るなどが挙げられる。バーソン駅でボランティアの警備員をしているボー・チェウ・クオック・フイさんは、多くの乗客が注意されても安全ラインを踏み越えて、線路の近くで写真を撮っていたと話す。

ここでは、旧正月の混雑時に安全で文化的なメトロ体験をするために乗客が知っておくべきいくつかのルールを紹介する。

大声で会話したり、電話で話したり、騒音を発して周囲の人に迷惑をかけないよう注意する。メトロでは乗客に対して騒音防止のために電子機器の使用を制限する明文化されたルールは存在しないが、他の乗客の迷惑にならないよう音量を絞るか、イヤフォンを装着することが推奨される。

ごみの散乱を防ぐため駅や列車内に食べ物や飲み物を持ち込まない。臭いの強い食品を持ち込む場合は、周囲への影響を防ぐためにしっかりと梱包しておく必要がある。

ホーチミン市1区に住むナムさん(70歳)は、12月27日に地下鉄を経験してみたが、若者たちに座席を占領され、高齢者は立っていたと話す。多くの乗客は、列車の走行はスムーズで、手すりやつり革をつかんでいれば安全に移動できると感じている。電車を利用する人は、健康上の問題がない限り、高齢者、妊婦、子供、障がい者に座席を譲るようにすべきだ。

メトロ1号線は、最初の1週間に若者を中心として多くの乗客を集めた。一部の人は、電車の写真を撮るために線路に近づきすぎたため、他の乗客の邪魔になり、潜在的リスクとなっている。利用者は、駅の安全ラインに注意し、安全を確保する必要がある。また、6歳未満の子供が利用する場合は、必ず保護者が同伴する必要がある。

12月27日にバンタイン駅からバーソン駅まで利用したトゥーン・ヴィーさん(20歳)は、列車の走行中に景色を眺めようとドア付近に立つ子供たちがおり、ドアが開いたときに子供が落ちたり指を挟んだりするのではないかとハラハラしたと話してくれた。また、ドア付近に人がいるとドアのセンサーが作動してドアが閉まらなくなることも心配だったと話す。

駅での秩序ある行動は混雑時の乗客の流れを制限するのにも役立つ。電車が停車しドアが開いたら、ホームの乗客はドアの左右どちらかに分かれて立ち、降りる乗客が真ん中を通れるようにする。また、電車から降りる乗客も降りる前に手荷物を準備してドア付近に移動し、ドアが開いたら、矢印の報告に沿って速やかに電車から降りなければならない。

さらに階段やエスカレーターでも右側通行の原則を守ることでスムーズな移動が可能になる。緊急事態が発生したり、全員が右側通行の原則を守っておけば、迅速かつ効率的に避難することができ、パニックや渋滞が発生するリスクが抑えられる。エレベーターは、移動が困難な高齢者や障がい者、特別なサポートが必要な人が優先的に使用する。

地下鉄を利用する際の安全規則と一般的なルールは、メトロ1号線の安全の手引きに記載されており、駅で配布されている。ルールが分からない乗客は、自分自身と同伴者にとってより良い経験を得るために、駅員にサポートを求めることができる。

出典:2024/12/31 VNEXPRESS提供
上記記事を許可を得て翻訳・編集して掲載