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【法律】ハノイ、移動式カメラでの交通違反取締りを開始

「移動式カメラ」で交通違反を記録する交通警察官
(C)THANH NIEN

歩道走行や信号無視…違反バイクをその場で撮影・記録

ハノイ市の交通警察(CSGT)は、バイクの交通違反を取り締まるため、“移動式カメラ”を使用した公開型の遠隔取締りを主要交差点で開始した。

5月21日午前、ハノイ市警察交通課第6部隊は、歩道走行・信号無視・逆走・ノーヘルメット走行などの違反を検出するため、複数の主要交差点(チャンズイフン通りとホアンダオトゥイ通り、ファム・フン通りとトン・タット・トゥエット通り、スアントゥイ通りとホートゥンマウ通り)に三脚とカメラを設置して取締りを行った。

「カメラ設置中」も明示、透明性のある取締りへ

注目すべきは、警察が撮影中であることを明示する掲示板を三脚に取り付けている点だ。表示内容は「バイクの歩道走行・信号無視などを撮影中の移動式カメラ」となっている。市民に対し、取締りの透明性と抑止力を強調するのが狙いだ。

撮影された違反映像はその場で担当班に引き渡され、システムでナンバープレートなどを照会し、違反車両の所有者に書面で通知が送られる。また、市民自身が交通警察の電子ポータルで確認することも可能となっている。

約1時間で10件を記録 「バイクは罰せられない」という誤解を払拭

第6部隊のファム・ヴァン・チエン隊長によると、取締り開始から約1時間で10件以上の違反が記録された。特に歩道への進入や信号無視、逆走といった行為が目立ったという。

チエン隊長は、「交通警察の目が届かないところでも違反が発生しており、これを解消するために移動式カメラによる監視は有効です」と述べている。

ハノイ警察:カメラの増設・監視強化を継続

ハノイ市警交通課の担当者によると、こうした取組みは「バイクの違反行為は簡単には罰せられない」と考える市民の意識を変えることが狙いだ。さらに監視カメラ未設置区域でも移動式カメラによって“交通違反の摘発”が可能になる点も担当者は強調した。

ハノイ交通警察では今後も、移動型パトロールと専用カメラを組み合わせた取り締まりを拡充し、交通ルールを軽視する行為を減らすとともに、交通渋滞や事故の抑制に努める方針だ。

※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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