ハノイ市のファンフン通りで、歩道上に露店を構える違法なお茶販売者が、バスを待っていた若い女性に対して暴言を浴びせ、持ち物を蹴るなどの迷惑行為を行っていたことが、SNS上の動画で明らかとなり、波紋を広げている。
この出来事は、SNSに投稿された動画により明るみに出た。映像では、ハノイ市ミーディンバスターミナル付近の歩道で、若い女性がバスを待っていたところ、茶を売っていた中年女性が「ここは私の商売場所。立たないで」と言い放ち、女性のキャリーバッグを足で蹴る様子が映っていた。
この投稿に対し、ネット上では「歩道の不法占拠だけでなく、バス待ちする若い女性を排除しようとするのは、明らかな迷惑行為だ」といった批判が相次ぎ、問題の女性に対する対応を求める声が広がっていた。
ハノイ市警によると、事件は7月4日午後に発生。ソンドン区在住のL.T.K氏(51歳)は、警察の巡回が行われていない隙を見て、ファンフン通り36番地前の歩道を無断で占拠し、お茶などの飲み物販売を行っていたという。
その際、バス待ちをしていた若い女性に対して「場所を塞いでいる」として口論となり、カッとなって女性のバッグを蹴ったという。現場にいた周囲の人々が双方をなだめ、事件は警察に通報されないままその場で収束した。
しかしその後、SNSでの拡散を受けて警察が調査を開始。現在、ハノイ市トゥーリム区警察は該当女性に対する処分に向けて、関係書類を作成中としている。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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