韓国人女性によるベトナム人女性暴行事件の余波が広がる
2025年7月16日、韓国系企業Segyung Hi-Tech(セギョンハイテック)のベトナム法人Segyung Vinaは、ハノイ市で発生した韓国人社員による暴行事件に関して、関係各所およびベトナム国民に対して正式な謝罪文を発表した。同社は、関係社員の即時解雇および被害者への賠償と再発防止策の実施を公表した。
暴行事件の経緯
事件は2025年7月11日夜、ハノイ市のミーディン地区にあるフォトブース店舗にて発生した。2人のベトナム人女性が料金を支払ってブース内で撮影していたところ、韓国人女性2人が現場に現れ、ベトナム人女性に対して執拗に撮影を急かし暴言を浴びせた。
その後、ベトナム人女性の1人が「Ủa(え?)」と返したことをきっかけに、韓国人女性が帽子を奪い、腕を叩いたり髪を掴んだりなどの暴行を繰り返した。もう1人のベトナム人女性が止めようとしたが、「邪魔したらあんたも同じ目にあわす」と脅されたという。
事件の映像がSNS上で拡散された後、7月14日になってSegyung Vinaが事実を把握。同社はすぐに緊急会議を開き、被害者との連絡を取り、警察への協力を開始した。
Segyung Vinaの対応と声明
Segyung Vinaの代表チュン・スンウク氏は、「今回の行為は同社社員としての倫理規定に反してており、断じて容認できない」と断言し、次のような具体的措置を発表した:
- 暴行に関与した韓国人社員の即時解雇
- 被害者への誠意ある謝罪と損害賠償
- 全社員に対し、海外勤務時の行動規範の制定・周知徹底
- 定期的な倫理教育の実施
- ベトナム当局と連携し、原因解明と再発防止に努めること
同氏はまた、「Segyung Vinaは今後も、法令遵守と文化尊重の理念の下、ベトナムとの持続可能な信頼関係の構築に努めていく」と述べた。
SNSでの反応と混乱
一方、同社のFacebookページでは、投稿の削除と再投稿が確認され、「印象操作をしているのでは」「表現が軽くなっている」などの批判が多数寄せられた。 韓国国内でも反響は大きく、SNSや掲示板では「恥ずべき行為だ」「韓国と名乗らないでほしい」といった厳しい声が上がっている。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
ベトナム進出支援LAI VIEN