2025年7月17日午前、ハノイ市の国家軍事訓練センターにて、ベトナム建国80周年記念パレードに向けた初回の総合演習が行われた。総勢1万5,600人を超える将兵が参加し、国家的行事に備えた準備が本格化している。
今回の演習で特に注目を集めたのは、初めて一般公開された現代的な軍事装備である。戦車、ミサイル、無人航空機(UAV)、特種車両、火砲など、ベトナム人民軍が保有する先進的な兵器が登場し、パレード本番に向けてその姿を現した。
国防省のチャン・タン・クオン総参謀長は、「1985年以来40年ぶりに、バディン広場を行進する隊列に軍の火砲部隊と警察の特種車両が加わる」と述べた。
演習には、過去の戦争で活躍した伝説的な兵器に加え、国産の最先端兵器も登場。T54・T55戦車、Scud-Bミサイル、装甲自走砲といった歴史的装備に加え、T90戦車、Viettelが開発・製造した「チュオンソンVCM-01」ミサイルシステム、そしてベトナム国内で研究・製造された多数の最新UAV(無人機)がその実力を披露した。
これにより、建国80周年という節目の年にふさわしい、規模・装備・技術のすべてにおいて歴史的なパレードが期待される。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
ベトナム進出支援LAI VIEN