ファン・ミン・チン首相とチャン・チュン・シン国防相が会談
2025年7月22日、ベトナムの首相府にて、ファン・ミン・チン首相は、シンガポールのチャン・チュン・シン国防相兼公共サービス調整相の訪問を受けて、会談を行った。
両国の首脳級の交流として今回の会談は、二国間の政治的信頼をさらに強化する重要な機会となった。
世界情勢の中で政治的信頼の強化を確認
ファン・ミン・チン首相は、両国の政党間および政府間の建設的な対話を評価した上で、「国際情勢が急速に変化する今こそ、ベトナムとシンガポールは各レベルでの交流を強化し、特に高官レベルの接触を柔軟かつ頻繁に行うべきである」と強調した。
さらに、両国が現在策定中の「2025~2030年行動計画」の早期完了を求め、食糧安全保障、再生可能エネルギー、カーボンクレジット取引、VSIP(ベトナム・シンガポール工業団地)2.0の推進、物流・金融インフラなど、多様な分野での協力拡大を提案した。
共産党の経験と価値観を共有
会談では、ベトナム共産党が国家建設と防衛の中で得た5つの経験も共有された。
- 民族独立と社会主義の堅持
- 革命は人民のものであり、人民のために行う
- 民族の力と時代の力の結合
- 全人民の大団結の構築
- 正しい指導こそが革命の成功を決定づける
シンガポール側も全面的に賛同
これに対し、チャン・チュン・シン国防相兼公共サービス調整相はファム首相の提案に全面的に賛同を示し、次のような点に言及した。
- 両党の定期的な対話の促進
- 経済・投資分野での実務的な協力強化(特にエネルギー・金融・サプライチェーンなど)
- 若手世代の交流促進、将来の指導層の関係構築
- 教育連携(学生交流、共同研修、奨学金制度の展開)
さらに、シンガポールはASEAN、APEC、国連などの多国間フォーラムにおいて、引き続きベトナムの立場を尊重し、連携していく意向を示した。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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