標準米5%砕米が391USDに上昇
ベトナム食品協会(VFA)の8月7日発表によると、標準米(5%砕米)の輸出価格が1トンあたり391USDに達し、8月初旬から9USD上昇した。
この価格は、インド(380USD)、パキスタン(369USD)、タイ(368USD)を上回っている。
最大輸入国フィリピン、9月1日から60日間輸入停止
ベトナム産コメの最大の輸入先であり、世界最大のコメ輸入国であるフィリピンは、9月1日から60日間のコメ輸入停止を発表した。
専門家や業界関係者によれば、この措置が実施されるまで残された期間がわずかなため、8月中のフィリピンからの輸入需要が急増すると見られている。
供給減と需要急増が価格押し上げ
現在は夏秋作の終盤にあたり、供給量が限られている。このため、需要の高まりと供給不足が相まって、ベトナム産コメ価格を押し上げる要因となっている。
先月から続く価格上昇傾向
7月下旬には、フィリピン、中国、アフリカ諸国からの需要増を受け、ベトナム産香り米の価格が1トンあたり505〜510USDと、10〜15USD上昇していた。
8月に入り、フィリピンの輸入停止措置が控える中、輸出企業は主力である香り米がさらに10〜15USD上昇する可能性があると予測している。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
ベトナム進出支援LAI VIEN