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【不動産】旧ビンズン省のマンション価格急騰

マンション販売商談会の様子
(C)THANH NIEN

取引件数も大幅増、インフラ整備と人口構造が追い風

ホーチミン市との統合直後に価格高騰

旧ビンズン省がホーチミン市と統合された直後、現地のマンション市場では、販売価格が上昇し、取引件数も急増している。
ホーチミン市ビンホア街区(旧トゥアンアン市)の「Symphony of life」では、7月末時点で1㎡あたり約3,700万VNDだった販売価格が、1週間後には4,400万VNDに上昇。人気の間取りはすでに完売状態となっている。

同様に、「The Emerald 68」でも、統合前の平均価格が5,200万VND/㎡だったが、現在は6,000万VND/㎡超に上昇している。「La Pura」も4,300万VNDから5,500万VNDへと大幅に値上がりした。他の複数プロジェクトでも3〜5%の値上げが相次ぎ、販売イベントでは数百戸が即日完売する事例が出ている。

デベロッパーの動き加速

OBCホールディングスは省の統合を機に、旧ビンズン省で総投資額15兆VND規模の6プロジェクト開発を発表。第1弾の「A&K Tower」(旧トゥアンアン市中心部)は、1㎡あたり3,500万ドンで販売を開始した。

同社幹部は、「ホーチミン市との統合で市場や顧客心理が一変した。特に周辺工業団地で働く外国人専門職や、都心からの移住を望む若年層にとって魅力的な選択肢になっている」と述べた。

人口構造と需要ギャップ

専門家によると、旧トゥアンアン市と旧ジーアン市には約250万人が居住しており、その半数以上が工業団地勤務者や専門家である。この地域は、全国的にも高水準の平均所得を誇る一方、中価格帯住宅の供給不足が続いており、需給ギャップが価格上昇を後押ししている。

インフラ整備が将来の価格押し上げ要因に

不動産業界関係者は、今後の高速道路や都市鉄道整備により、旧ビンズン省からホーチミン中心部へのアクセスが飛躍的に向上すると予測している。これにより、東北部エリアは住宅、工業団地、商業施設、物流拠点が融合する複合成長地域として発展し、価格の更なる上昇が見込まれる。

※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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