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【交通】ビンズン行きのメトロ計画、新方式で推進へ

メトロ1号線延伸プロジェクト(ビンズン新都市-スオイティエン)で通過予定のタンバン交差点
(C)TUOI TRE

ホーチミン市は、旧ビンズン省に延伸する2つのメトロ計画について、従来の「投資方針決定」を経ることなく、直接「投資プロジェクト」段階から進める方針を決定した。これは2025年改正鉄道法の施行による新たな仕組みを活用したものであり、都市鉄道事業における大きな転換点となる。

ホーチミン市都市鉄道管理委に投資主体を委託

ホーチミン市人民委員会は、都市鉄道管理委員会を投資主体とし、以下2路線について事業準備と実施を指示した。

  • メトロ第1プロジェクト(ビンズン新都市-スオイティエン延伸区間)
  • メトロ第2プロジェクト(トゥーザウモット-ヒエップビンフック)

都市鉄道管理委員会は速やかに実現可能性調査を作成し、審査・承認を経て事業を展開する責任を負う。また、月次・四半期・年次計画を立て、進捗・品質・投資効果を確保することが求められる。

TODと都市計画との連動

ホーチミン市建設局は、TOD(公共交通指向型開発)を含む関連都市計画の調整を担い、審査・承認プロセスをガイドする。また、農業・環境局はTODエリアの土地利用を精査し、土地資源の活用に関する手続きを助言する。

特別な法制度で迅速化

2025年7月1日施行の改正鉄道法では、地方都市鉄道プロジェクトに対し、省レベルの人民委員会が投資決定権限を持つことが明記された。これにより、従来の国レベル承認プロセスを経る必要がなくなり、「地方が決め、地方が実行し、地方が責任を持つ」という分権型の仕組みが導入される。
この特例は、国会決議188を受けたホーチミン市の「2035年までに355kmのメトロ整備計画」とも連動している。

各路線の概要

  • メトロ1号線延伸プロジェクト(ビンズン新都市-スオイティエン)
    総延長約29km(全区間高架)、総投資額は約46.7兆VND(約2600億円)。17駅を設置し、スオイティエン駅でメトロ1号線(ベンタイン-スオイティエン)と接続する。すでに国家審査会による事前審査が完了済み。
  • メトロ第2プロジェクト(トゥーザウモット-ヒエップビンフック)
    総延長約21.8km(全区間高架)、総投資額は約50.4兆VND(約2800億円)。13駅を設け、ヒエップビンフックの車両基地をホーチミン市メトロ3号線と共用する。すでに地方の内部審査が終了している。

※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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