税関総局は、2020年10月までの貿易状況に関するデータを発表した。それによると輸出入総額は4400億USDを超え、前年同期比で2.7%増加した。
輸出額は2300億USD、輸入額は2100億USDとなっており、貿易黒字は過去最高水準の200億USD近くに達している。
輸出品目では、コンピューター、電子部品、機械部品、木製品が大きく増加しており、特にコンピューターと電子部品は25%増の364億USD、機械部品は43.3%増の210億USDなどとなっている。
対照的に繊維、縫製、履物、携帯電話の輸出は前年比で減少した。繊維と縫製の輸出額は、9%以上減少して237億USDになり、履物も約9%、携帯電話は約4%の減少となっている。
輸入に関しては繊維、皮革、靴の原材料、付属品の輸入額が13.5%減少し、機械設備の輸入も0.6%減少した。
一方、コンピューターや電子部品の輸入は20%以上増加し、携帯電話の輸入も3.6%の増加となった。
このデータを見ると、外国直接投資(FDI)企業と国内企業の間で、大きな格差があることがわかる。
税関総局によると、10月までのFDI企業の貿易額は約2960億USDに達し、前年同期比で7.4%増加、総貿易額の67%を占めている。また、貿易収支も290億USD近くの黒字となった。
対象地域ではアジア向けの貿易額が最も高い割合(64.2%)を占めており、輸出額が1133億USD、輸入額が1690億USDとなった。
アメリカとの貿易額は15%近く増加して910億USD、ヨーロッパとの貿易額は4%減の526億USDとなった。
ベトナムの最大の貿易黒字国は500億USD以上プラスのアメリカで、最大の貿易赤字国は約270億USDマイナスの中国となっている。
出典:18/11/2020 VNEXPRESS
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