トー・ラム書記長がロシア大統領補佐官と会談
9月16日、党中央本部でトー・ラム書記長は、ロシア大統領補佐官でありロシア連邦海洋評議会議長を務めるニコライ・パトルシェフ氏と会談した。
トー・ラム書記長は、ベトナムとロシアが海洋政策研究、海洋科学研究、海洋インフラや輸送・物流システムの発展、人材育成などで協力を拡大することを提案した。また、海洋空間の持続可能かつ効果的な管理・開発において、双方の利益にかなう形での協力を呼びかけた。
パトルシェフ氏は、ロシアがアジア太平洋地域における最重要パートナーの一つとして、ベトナムとの包括的な戦略的パートナーシップを重視していると強調した。
科学・技術分野での協力拡大
両者は、これまでの協力成果を評価するとともに、ベトナム・ロシア熱帯センターの活動効果を高め、科学研究、新素材や新技術の開発・応用などで協力を広げていくことで一致した。
トー・ラム書記長はまた、ロシアが東南アジアおよびアジア太平洋での役割を高めることを支持すると述べ、ベトナムおよびASEANの南シナ海に関する立場を支持するよう求めた。その際、国際法、特に1982年国連海洋法条約(UNCLOS)の遵守を強調した。
会談の席上、パトルシェフ氏はトー・ラム書記長に「海洋分野協力功労勲章」を授与し、両国関係と海洋協力の推進における貢献を称えた。
ルオン・クオン国家主席との会談
同日午後、ルオン・クオン国家主席もパトルシェフ氏と会談した。ルオン・クオン国家主席は、これまでの両国の包括的な戦略的パートナーシップの積極的な進展を評価し、海洋分野における協力強化を支持するよう要請した。さらに、防衛・安全保障、エネルギー・石油、経済・貿易、教育・人材育成、交通などの伝統的かつ中核的な分野でも協力を深める必要性を強調した。
ルオン・クオン国家主席はまた、南シナ海の平和と航行の安全の重要性を指摘し、ロシアに対し、国際法、特にUNCLOS 1982に基づいた平和的解決を支持するよう求めた。
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ベトナム進出支援LAI VIEN