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【事件】ハノイの中学校で衝撃映像 男子生徒が担任教師に暴行

生徒が先生を暴行する様子
(C)THANH NIEN

SNS上で拡散された動画がベトナム社会に衝撃を与えている。動画には、男子生徒が女性教師の髪をつかみ、頭を机に押し付けて倒す様子が映っていたのだ。

事件の経緯

この動画は2分以上にわたっており、教師が生徒の机に近づき危険なおもちゃを取り上げた後、男子生徒に髪を引っ張られ、頭を何度も机に打ち付けられた末に床に倒される様子が記録されていた。他の生徒はその場にいたが、止めたり外部に知らせたりする行動は見られなかった。

事件は9月16日午後3時15分頃、ハノイ市のダイキム中学校で発生したとされる。担任のT.T.T.H先生が授業間の休憩時間に教室へ入り、生徒が持ち込んだとみられる危険と思われる物品を没収しようとした。すると、別の男子生徒L.G.Bが突然立ち上がり、先生に返却を求めたが拒否されたため暴行に及んだという。

学校に持ち込まれた危険物
学校に持ち込まれた危険物

学校と家庭の対応

事件直後、担任教師は校長に即座に報告した。学校側は加害生徒に謝罪と事情説明書の提出を求め、保護者も呼び出した。父親は教師に謝罪し、翌17日は息子を休ませてメンタルヘルスチェックを受けさせると申し出た。

18日には副校長と担任教師が家族と面会し、処分について協議した。家族は10日間子どもを家庭で教育したいと申し出、担任も同意したという。

学校は、今回の件を踏まえ教師の精神的ケアを行うとともに、全校生徒に対し危険物の持ち込み禁止を改めて徹底した。

当局の対応と教育制度の背景

事件を受け、ディンコン街区人民委員会は警察に調査を指示。事実関係の確認を進めている。

この出来事は、教育訓練省が新たな生徒の賞罰規定を施行した直後に発生した。新規定では、小学校においては「注意」と「謝罪」以外の懲戒を禁じ、中高生でも「注意」「叱責」「反省文の提出」に限定しており、退学処分などの厳罰は廃止されたばかりであった。

※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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