トー・ラム書記長が平壌を公式訪問、金正恩氏と会談
10月9日午前、トー・ラム書記長とベトナム高官代表団は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の金正恩・朝鮮労働党総書記兼国務委員長の招きにより、平壌国際空港に到着し、国賓としての公式訪問を開始した。
75周年を迎える伝統的友好関係
北朝鮮は1950年にベトナムと世界で最も早く外交関係を樹立した国の一つであり、両国関係はホー・チ・ミン主席と金日成主席の時代から築かれてきた伝統的友好関係である。
トー・ラム書記長の今回の訪問は、外交関係樹立75周年(1950〜2025年)および「ベトナム・北朝鮮友好年2025」を記念する節目の年に行われ、両党・両国がこの伝統的関係を重視していることを示すものとなった。
金正恩氏が国賓として盛大に出迎え
同日、平壌体育館で金正恩総書記が主催する公式歓迎式典が盛大に行われた。両国の国歌演奏とともに21発の礼砲が鳴り響き、群衆はベトナムと北朝鮮の国旗を振ってトー・ラム書記長らを歓迎した。
金正恩総書記とトー・ラム書記長は儀仗隊を閲兵し、両国代表団の紹介に続いてパレードを観閲した。
経済・社会発展の経験を共有
歓迎式の後、両首脳は朝鮮労働党中央委員会本部で会談を行い、経済・社会発展に関する経験共有や協力強化について意見を交わした。
金正恩総書記は、今回の訪問が両国間の信頼強化と社会主義発展目標達成への協力を推進する重要な契機であると述べ、ベトナムの発展を高く評価した。
また、トー・ラム書記長は、北朝鮮が「人民を中心とした」「自力更生」の方針のもとで新たな繁栄の時代を迎えると確信を示した。
二国間協力を新段階へ
両首脳は、両党・両国の伝統的友好関係をさらに発展させることで一致し、政治的信頼の強化、経済協力、文化・教育・観光分野での交流拡大を推進することで合意した。
特に、党レベルでの理論交流や経験共有、議会間協力、経済貿易協力を通じて実質的な成果を目指す方針を確認した。
地域・国際情勢でも意見一致
両国は、国際連合やASEAN地域フォーラム(ARF)などの多国間の場で連携を強化することで一致した。
トー・ラム書記長は、朝鮮半島の平和・安定維持と国際法尊重を支持し、1982年の国連海洋法条約(UNCLOS)の遵守と平和的対話による紛争解決の重要性を強調した。
教育・文化分野を視察
同日午後、トー・ラム書記長と代表団は、平壌市内の「キョンサン幼稚園」および「ホー・チ・ミン主席教室」を訪問し、文化・教育交流の象徴として北朝鮮側の歓迎を受けた。
夜には、金正恩総書記主催の国賓晩餐会に出席し、朝鮮労働党創立80周年を記念する芸術公演を観覧した。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
ベトナム進出支援LAI VIEN



























