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【事件】日本での殺人事件の被告にベトナムで判決

(C) VNEXPRESS

日本国内で仲間内の諍いを発端に駅に集まった9人のベトナム人が同胞のベトナム人を殺害した事件の裁判がベトナムで開かれた。

5月8日の午後、ハノイ人民裁判所は、ドー・マイン・フン被告と5人の仲間に対して傷害罪で懲役6~7年の刑を言い渡した。

この事件では、2019年に別の3人が名古屋地方裁判所によって凶器準備集合罪と傷害致死罪により3年6か月の懲役判決を受けている。

今回、ハノイ人民裁判所で判決を受けた6人は、犯行後にベトナムに逃亡していた。

起訴状によれば今回起訴された6人と被害者の男性はともに日本で働いていた。2018年5月に在留カードの貸し借りをめぐる個人的な諍いから被害者となった男性がグループの一人だったミン被告と会うことになった。その際に言い争いとなり被害者の男性がミン被告を殴ってけがを負わせた。

その日の夜、殴られた被告と20人近くのベトナム人同僚がパーティーのため、フン被告の家を訪れた。その際に、ミン被告に被害者となった男性から何度も脅迫めいた電話がかかってきたため、再度愛知県の三河知立駅で会うことになった。

ミン被告にかかってきた電話の会話はスピーカーフォンで、フン被告の家にいた全員が内容をはっきりと聞いていた。そのため、フン被告を含めた9人が凶器を持って被害者の男性に会いに行くことにした。このグループは駅までの移動途中に通りがかった建築現場で置かれていた鉄製のハンマーなども凶器とするため持ち去った。

その日の22時に52分ごろ、被害者の男性が電車を降りた際に、近くにフン被告が立っているのを見て胸ぐらをつかんだ。その後、被害者男性はグループの男一人の腹を刺し、フン被告のグループに向かって催涙スプレーを噴射した。

その後、フン被告ら9人は、被害者男性を集団で取り囲んで暴行を加えた。現場から立ち去る際にグループのうち2人が怪我をして横たわっている被害者に近づいて携帯電話で被害者の様子を撮影した。

23時7分ごろ、駅にやってきた日本人が怪我をしている被害者を発見し、救急車を呼んだが、1時間後に死亡が確認された。

出典:09/05/2023 VNEXPRESS
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