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【交通】ファン・ミン・チン首相「ロンタイン―タンソンニャット間の地下鉄建設を最優先に」

ベトナムのファン・ミン・チン首相
(C)THANH NIEN

鉄道分野の国家重点プロジェクト会議を開催

10月23日午前、ファン・ミン・チン首相は、鉄道分野における国家重点・重要プロジェクトを統括する第4回指導委員会会議を主宰し、18省市の代表が出席した。

チン首相は会議で、「ロンタイン国際空港とタンソンニャット国際空港を結ぶ地下鉄建設を最優先事項とする」よう指示した。

全国で鉄道インフラ整備が進行中

現在、ベトナム国内では複数の国家重点鉄道プロジェクトが進められている。
主なものは、ラオカイ―ハノイ―ハイフォン線、ハノイ―ランソン線、ハイフォン―モンカイ線、南北高速鉄道(ハノイ―ホーチミン間)、およびハノイ・ホーチミン市の都市鉄道(メトロ)プロジェクトである。

建設省の報告によると、ラオカイ―ハノイ―ハイフォン線では、調査とルート選定、駅や駅前広場の設計案などが概ね完了し、28駅中25駅で地元自治体との合意に至っている。

ハイフォン・ハノイ・バクニン3省市に迅速な調整を指示

チン首相は、建設省に対しハイフォン市、ハノイ市、バクニン省と連携し、ナムハイフォン駅、イェン・トゥオン駅、キムソン駅のルートおよび位置を2025年10月中に確定するよう指示した。これらの駅は交通の交差点となる複雑な地点であり、河川の流れへの影響なども考慮する必要がある。

建設省はまた、12月19日にラオカイ―ハノイ―ハイフォン線の第1期工事着工が行えるよう、あらゆる準備を整えるよう求められた(国内資金による駅および駅前広場インフラ整備)。
一方、第2期の鉄道建設部分については、外務省が中国側に対して早期の実施可能性調査報告書作成を促進することになっている。

南北高速鉄道では基準整備を急ぐ

南北高速鉄道プロジェクトについて、チン首相は建設省に対し、科学技術省と協力し、高速鉄道に関する37項目のベトナム国家規格(TCVN)を10月中に公布するよう指示した。これにより、今後の設計・入札などの手続きが進めやすくなると見られる。

ハノイ・ホーチミン市の都市鉄道も進展

ハノイ市については、メトロ3号線(ハノイ駅―ホアンマイ区)のためのODA・優遇融資調達申請書類を早期に完成させ、財務省経由で首相決定を求めるよう要請した。また、5号線(バンカオ―ホアラック線)の車両基地用地についても国防省との協議を早期に完了するよう指示した。

ホーチミン市に対しては、メトロ2号線(ベンタイン―タムルン)のルート調整手続きを早急に終え、2025年末の着工を目指すよう求めた。

「二大空港をつなぐ地下鉄」を最優先に

さらにチン首相は、ロンタイン国際空港とタンソンニャット国際空港を結ぶ地下鉄建設を「最優先事項」とするよう強調した。

これに先立ち、ホーチミン市人民委員会は政府に対し、メトロ2号線(ベンタイン―タムルンおよびベンタイン―トゥーティエム)と、トゥーティエム―ロンタイン線を連結し、両空港を直結するメトロ路線を形成する案を提出していた。

市当局によれば、この接続ルートは最も早期に実現可能な計画であり、両国際空港間の旅客輸送を一体的に担う新たな都市鉄道ネットワークとして期待されている。

※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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