ホーチミン市COVID-19感染防止管理委員会によると、ホーチミン市の1日の新規感染者数は最近1000人以下が続いており、死亡者数は50人未満で、重症患者や入院患者数も減少しているなど、感染状況が改善している。
これは、12月27日の午後に開かれたホーチミン市の感染防止対策に関する記者会見において、ホーチミン市COVID-19感染防止および、経済回復管理委員会のファン・ドゥック・ハイ副委員長が明らかにした内容だ。
ハイ副委員長によると、12月26日時点で、ホーチミン市の累計感染者数は50万人を超えている。現在、7929人が病院で治療を受けており、このうち241人が16歳未満の子供で、403人が人工呼吸器を装着し、16人がECMOを装着している。26日の入院患者数は436人で退院患者数は543人となり、死者は30人であった。今年1月からの累計の死者数は1万9738人となった。
ホーチミン市保健局の統計によると、過去7日間の1日当たりの新規感染者数は1000人未満となっている。具体的には、20日から26日までの新規感染者数が、それぞれ687人、813人、979人、787人、679人、885人、544人であった。また、この期間の死亡者数も、58人、46人、44人、44人、42人、36人、30人と減少傾向が続いている。
「保健局は、良い結果だけを取り出しているわけではなく、正規のプロセスに従って感染リスクの高いグループの検査データに基づいて統計を取っており、これらの数値は、ホーチミン市の感染状況を正しく反映しているといえるでしょう。」とハイ副委員長は述べた。
記者会見の場で「毎日発表されている新規感染者数は本当の数字でしょうか?」という質問を受けたHCDCのグエン・ホン・タム副所長は、社会隔離措置緩和後も、検査方針は何も変わっておらず保健局は以前と同様に企業、工場、学校、コミュニティから検査サンプルを採取して検査をおこなっていると回答した。
「最近、ホーチミン市内の新規感染者数は減少しています。また、保健局では、新規感染者数だけでなく、入院患者数、重症患者数、死亡者数も比較検討していますが、これらの数字も全て減少しています。」とタム副所長は話し、ホーチミン市の感染状況が改善しているとの見方を示した。
ただし、HCDCではクリスマスや新年のイベントの後は油断できないとも指摘する。また、ホーチミン市は学校再開に向け、一部の生徒を対象に試験的に2週間の対面授業を再開させており、今後は対象年齢を拡大する予定だ。多くの子供たちが学校に戻れば、F0は増加するとみられており、ホーチミン市は新しい状況に適した感染防止対策を講じることが求められている。
「今の状況は喜ぶべきことですが、今後、祝日や旧正月などの大きなイベントがあり、社会経済活動も徐々に再開されていくため、油断してはいけません。市民の皆さんは5Kルールを遵守し、保健局からの指示を忠実に実行するようにお願いします。」とタム副所長は述べた。
出典:27/12/2021 VNEXPRESS
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