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【国際】ASEAN・アメリカ特別首脳会議に参加のチン首相がアメリカに到着

(C) VNEXPRESS

ベトナムのファム・ミン・チン首相は、アメリカのジョー・バイデン大統領の招待を受け、ASEAN・アメリカ特別首脳会議に出席するため、ワシントンに到着した。

チン首相を乗せた飛行機は、現地時間の5月11日午前1時45分にワシントンにあるアンドリューズ空軍基地に到着した。首相とベトナムの代表団を空港で迎えたのは、在アメリカベトナム大使館のミー・グエン・クオック・ズン大使と在ベトナムアメリカ大使館のマーク・ナッパー大使だった。

今回のベトナムの代表団には、公安大臣、外務大臣、計画投資大臣、商工大臣、労働大臣、資源環境大臣、情報通信大臣、農業農村開発大臣、科学技術大臣、国家銀行総裁、国防副大臣など様々な省庁の代表者が含まれている。

ファム・ミン・チン首相は、アメリカでの行動の初日にアメリカの大臣や国会議員、企業の幹部などと面談をおこなう予定だ。チン首相はその後、ワシントンにある戦略国際問題研究所で基調講演をおこなう予定となっている。

ファム・ミン・チン首相とASEAN諸国の首脳は5月12日の夜にホワイトハウスで開催されるバイデン大統領主催のレセプションパーティーに出席する予定だ。また、ベトナム政府の代表団は、5月13日に開かれるASEAN-アメリカ特別首脳会談にも参加する。

この会議では、ASEAN諸国の首脳とバイデン大統領が過去45年間の両者のパートナーシップの歩みを振り返り、今後の更なる関係強化に向けた話し合いが行われる。

ASEAN諸国とアメリカは、更に経済、貿易、投資、領海の安全保障、COVID-19後の対応と回復、気候変動問題、エネルギー、科学技術、インフラ開発など相互に関心のある問題について個別に専門的な協議をおこなう。

会議の後には、協議内容を反映し過去45年間の成果と今後のASEANとアメリカの関係を促進する方針をまとめた共同声明が採択されることが期待されている。

ベトナムの外務省によると、ベトナム政府は誠実、信頼、協力の精神に基づきASEANとアメリカの戦略的パートナーシップを促進させるために様々な協議に参加する。

今回のアメリカ訪問で、チン首相はニューヨークの国連本部での会談をはじめ、ベトナムに投資するアメリカ企業の投資家やアメリカに駐在するベトナム人との面会をおこなう。

今回のチン首相のアメリカ訪問は、ASEANとアメリカのパートナーシップが多くの重要や成果を達成してきたことを受けて実現したものだ。ASEANとアメリカは1977年に正式な関係を樹立し、2015年11月21日の第三回首脳会談で関係性を戦略的パートナーシップに格上げした。アメリカは2010年6月にASEANに常駐代表団を設置し、2011年4月から常任のASEAN大使を派遣している。

ベトナムとアメリカの関係も長年にわたって発展し続け、多くの成果を達成してきた。両国は2013年に包括的なパートナーシップを締結し、2016年にアメリカはベトナムへの武器輸出禁止令を全面的に解除した。

ベトナムとアメリカの貿易関係は、力強い成長を続けており2021年の貿易総額は1115.6億USDに達した。アメリカは依然としてベトナムにとって最大の輸出国であり、2021年の輸出額は915億USDで2020年から24%も伸びている。アメリカにとってもベトナムは世界で9番目の貿易相手国になっている。外務省によると2022年3月までのアメリカのベトナムに対する直接投資額は103億USDとなっており、ベトナムに投資している141の国と地域の中で11番目に位置している。

2013年3月には、アメリカの空母カールヴィンソンがダナンに入港した。アメリカの空母がベトナムに入港するのは40年以上振りのことだった。また、アメリカはベトナムの海上保安能力向上を支援する取り組みとして、2017年と2021年にベトナムに対してハミルトン級の巡視船を2隻提供しており、更に3隻目の巡視船の提供準備を進めている。

出典:11/05/2022 VNEXPRESS
上記を参考に記事を翻訳・編集・制作