PC-Covidアプリに2回目と3回目のワクチン接種情報が反映されるのが遅いと多くの市民が不満を述べていることを受け、アプリ開発チームは、ワクチン接種情報を自己申告できるようにアプリをアップグレードしたと発表した。
ワクチン接種の自己申告機能は、iOSでリリースされたばかりのバージョン4.1.6のドキュメント管理機能を使用して実施できる。iPhoneユーザーは、App StoreでPC-Covidを検索してアップデートできる。Android版は、近日リリースされる予定だ。
「ドキュメント管理」機能には、ワクチン接種証明書、検査結果証明書、F0回復証明書、外出許可証などのユーザーのCOVID-19関連ドキュメントを保存できるようになっている。しかし、現時点ではワクチン接種の自己申告とワクチン接種証明書の保存機能のみが利用可能で、他の書類についてはまだ開発段階だ。
COVID-19感染防止技術センターによると、新機能によってユーザーはCOVID-19に関する書類の保存や提示がより簡単におこなえるようになる。
例えば、ワクチン接種に関して情報が不正確だったり十分でなかった場合、ユーザーはワクチン接種自己申告タブを選択して、ワクチン接種回数、ワクチンの種類、ワクチン接種日の情報を入力できる。入力情報を有効にするためには、ワクチン接種証明書の写真を添付する必要がある。
ユーザーが入力した情報に基づきPC-Covid内でワクチン接種回数が表示されるがシステムの自動入力情報と区別されるために”自己申告”という文字が追記される。送信した証明書を確認するときは、ユーザーは、メニュー画面からドキュメント管理を選択する。PC-Covidは、現在の機能としては、3回目のワクチン接種情報までを表示できるようになっている。
既に多くの地域で3回目のワクチン接種が実施されている。しかし一部のユーザーは、3回目のワクチン接種情報が電子健康手帳(Sổ sức khỏe điện tử)アプリには表示されているのに、PC-Covidアプリでは、2回目のみ、ひどいときには1回目のみしか表示されていないとクレームしている。
PC-Covidは、ベトナムのCOVID-19感染対策のメインアプリとして登場し、1月7日までに6500万回以上ダウンロードされ、3300万人以上が日常的に使用している。このアプリは、ユーザーの医療申告、移動申告、ワクチン接種回数に応じたCovidカードの表示、検査結果、QRコードの表示といった機能がある。以前にもこのアプリでは、個人情報を非表示にしたり、インターネット環境が無くてもQRコードをスキャンしたり、ワンタッチで医療申告ができるなどのアップグレードが行われている。
出典:10/01/2022 VNEXPRESS
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