フィリピンのPhilstar紙は、マジシャンとも呼ばれるビリヤード界の伝説の人物、エフレン・レイズがSEA Games31のために訪れた開催国ベトナムで、多くのファンに熱狂的に迎えられたことを驚きをもって報じた。
「フィリピンのビリヤード界の伝説エフレン・レイズは、まるでK-POPスターのようにベトナムのファンから迎えられた。」とフィリピンの新聞であるPhilstarは報じた。「サッカーに熱狂する国で、この68歳の元世界チャンピオンがこれほど尊敬されているとは、驚きだ。」と同紙は伝えている。
5月16日、レイズが試合に出場するハドン体育館の観客席は満席となった。レイズが入場すると会場には大歓声が沸き起こった。
Philstar紙によれば、レイズが移動すると周辺は大混乱を起こした。何百人もの観客が集まって彼の写真を撮ったり、サインを求めたりした。そのため、警官がレイズの警備にあたる必要があったほどだ。
観客の声援を受けた後、「私はまだ有名人みたいだ」とレイズは、チームメイトに話した。
レイズは、エイトボールの世界チャンピオン4回、ナインポールの世界チャンピオン1回、USオープン3回、ワールドプールリーグ2回、ダービーシティクラッシック13回を含め、国際大会で100を超えるタイトルを獲得している。多くのファンはレイズこそ史上最高のプレイヤーだと信じている。
今回のSEA Gamesでは、レイズはスリークッションとワンクッションのキャロムの試合に出場した。5月18日のワンクッションキャロムの準決勝では、レイズはベトナム人のグエン・チャン・タイン・トゥ選手と対戦し、55-100で敗れた。
レイズは、1987年のSEA Gamesで2つの金メダルを獲得しており、2011年、2013年、2015年、2019年のSEA Gamesでも銅メダルを獲得している。
5月19日の午後、マジシャンと呼ばれる伝説の男は、3クッションキャロムの準々決勝で世界3位のチャン・クエット・チエン選手と対戦する。
出典:19/05/2022 VNEXPRESS
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